TPP~私見~ ②今こそ考えてみる
TPPへの参加の是非を問う質問に対して
マスメディアでの調査によると賛成多数であり
反対しているのは、農業団体などだそうです。
世論調査とか、こういった統計を批判なく信用することは
あまり意味がありません。
以前の記事で書きましたが、(TPPに参加した場合の試算)
その統計というものが、立場によって都合よく試算されているからです。
(もちろん、賛否についてのサンプル規模や母集団の問題もありますが)
さて、では今回の賛否に関する統計はどうでしょうか?
情報量が少なく、「第3の開国」とか「自由貿易」とかいった
なんとなく良いイメージ・・・だけで賛否を問われれば
「よくはわからないけど、どちらかと言えば賛成」
っていうのも含まれているのではないでしょうか?
私だって、職業が違ったなら
さして興味を示さなかったと思います。(^▽^;)
消費税とかでもない限り・・・
前回、簡単な図式ではないと書きました。
TPPには
【労働市場の開放の問題】
【公共事業入札の問題】
【医薬品や食品の安全基準】など・・
こういった農業だけでない重大な課題もあります。
農業保護の観点だけでなく、他の産業にも
多大な影響が生じます。
また、「TPPに参加するとコメ農家は壊滅する」というご意見もありますが
TPPに参加する、しない以前の問題として
知っていただきたいのは、
現状のまま(制度など)では、どっちにしろ
コメ農家が壊滅的な状況になるのは時間の問題
という事です。
ですので、まずは
「農業云々の問題ではなく、国全体の問題」
「日本の農業について考える良い機会」
として、考えていくことが大事だと思います。