食糧自給率
40%
皆さんご存知の日本の食料自給率ですが
食料自給率の計算には主に3つの方法があります。
1 重量ベース
主に「品目別自給率」で使用されます。
国内生産量÷小麦の国内消費仕向量
小麦の場合は、約11%
2 カロリーベース
日本のみが採用している計算方法です。
1人1日当たり国産供給熱量÷1人1日当たり供給熱量
=1人1日当たり国産供給熱量
÷(国産供給カロリー+輸入供給カロリー+ロス廃棄カロリー)
これで計算すると、日本の食料自給率は約40%
3 生産額ベース
他の国では、こちらをメインに採用しているそうです。
食料の国内生産額÷食料の国内消費仕向額
これで計算すると、日本の食料自給率は約70%
さて、2のカロリーベースで計算しているのは日本だけらしく
他国のように生産額で計算すれば、日本の食料自給率は70%
100%ではないが、日本の食料自給率も立派なもんだと
おっしゃる方もいらっしゃいます。
ロス廃棄も分母に含まれているから、不正確とか。
輸入がゼロになれば、国内生産量が増えなくても(国内で食料不足になっても)
計算上は100%になるとか。
どちらが正しいのかは、正直わかりません
・・・・・が、これまた正直に言いますと
どっちでもいい
もしくは、どーでもいい これが本音です(^▽^;)
TPPへの賛否の時と同じく計算する側の立場によって、
都合のよいデータ・数値を示されることがあるからです。
事実(現実)だけを見てみると
1・食文化が変わった。パンも大好き。お米だけ食べろって言われてもムリ。
2・食料の輸入が止まったら、コメだって足りない。だって減反してるし。
っていうか、世界的には食糧不足で困ってる人々がたくさんいるのに、
何で作らないの?もったいない。
3・農業従事者・農地ともに激減している。
そもそも日本のちっさい国土では100%はムリ。
食文化は、変えられた・・・と言ったほうが正確かもしれませんが・・・
もっとあると思いますが、とりあえず思いつくままに書いてみました。
食糧自給率を上げよう!
日本の農業を守ろう!って言って
ものすごい額の税金を投入してますが、その成果の程は・・・?
結局は、日本の農政・食糧安全保障の体制の問題だと思います。
・・・さて、どーしましょ(^_^;)