そばの話【RK通信No.24】
~【RK通信】 2007年 6月号より~
突然ですが、「そば粉」と「小麦粉」どっちが高いか?
ご存知ですか?
正解は「そば粉」です。小麦粉の二倍くらいするそうです。
・・・・・・・・・・ここで、一つ疑問が出てきます。
「そば」と「うどん」
何故値段が同じで大丈夫なんでしょうか?
たいていのお店では、【きつねそば】も【きつねうどん】も同じ値段です。
答えは、
「そばもほとんどが小麦粉で出来ている」ということです。
一番おいしいとも言われている「二八そば」
つまりは、そば粉80% 小麦粉20%の比率のことです。
ところが、それが
「そば粉10~20% 小麦粉80~90%」のものが
当たり前に蕎麦として売られているのだそうです。
そうすると、解決しなければならない問題が出て来ます。
そうです 【色】です。
では、どうするか?
着色料で茶色または黒色に染めるんです。
もちろん、今ではこういった「蕎麦」が標準的な蕎麦になっていて
結構「おいしい」と思いつつ食べちゃってるんですが(^▽^;)
本当の「二八そば」などが食べたければ、
そばとうどんの価格が違う(蕎麦の方が高い)お店
を探さないといけないようです。(^^ゞ
ちなみに、「蕎麦」ってあからさまに日本ぽいですが、小麦粉と同じく
原料はほぼ輸入モノです。
「信州そば」「讃岐うどん」など国内産の表示になっていても
輸入された粉をそれぞれ「長野」「香川」で粉をこねて製麺すれば
「信州そば」「讃岐うどん」と表示できるそうです。
『安いものには、安いなりの理由がある』ひとつの例ですね(b^-゜)