食品分析センター【RK通信No22】
~当店で毎月発行している【RK通信】というニュースレターがあります。この記事は【RK通信】のバックナンバーです。~2007年4月号より~
行ってきました!農民連の「食品分析センター」
副所長さんと研究員の方 お二人にいろいろとお話を伺ってきました。
いくつか御紹介したいと思います。
①濃縮還元果汁
希釈する前のものを初めて見ました!
リンゴの500倍のものを見たのですが、真っ黒で黒蜜みたいなものした。
「これを500倍に薄めれば、100%リンゴジュースの完成です」って ・・・・・
正直飲む気がしない。。。ちょっと微妙な感じがしました。
②中国産の泥付きゴボウ?
あるスーパーに「中国産 泥付きゴボウ」が売っていたそうです。
・・・・・でも、実はありえないんです。泥付きの中国産って。
通常の土は有機物を含んでいるので植物防疫法により
輸入禁止となっています。この場合、中国から輸入したゴボウに
日本で土を付けて売っているんです。つまり、土は国産・・・という
ちょっと笑えない話です。
③残留農薬
輸入されてくる作物には、残留農薬が検出されることが多いそうです。
日本では禁止されているポストハーベスト農薬(収穫後に作物に散布する農薬)などもその原因です。
さて、肝心のお米はどうかというと・・・・・・
慣行栽培米でも、精白米にしてしまうと、まず残留しないとのことでした。
お米ってその点良くできているようです。
④遺伝子組み換え
今回、特に驚いたのは
「遺伝子組み換えのナタネが国内で自生している。」
というお話です。
港で荷揚されたナタネが、その運送途中で、こぼれ落ちて、それが生育してしまっている
との事でした。現在も引き続き調査中だそうですが、こうやって
いつの間にか生態系に影響を与えてしまっているのですね。