新聞は全国紙とスポーツ紙を各一紙ずつ、
合計二紙まで月決め契約でき、
毎朝食後に部屋に届きます。
雑誌も週刊誌や月刊誌は事前申し込みしておけば定期的に届けられます。
テレビはなく、
ラジオといってもチャンネルは選べませんから、
新聞は貴重な情報源でした。
書籍類は長い間、部屋の中に三冊しか置くことができませんでしたが
(学習参考書、辞書等は例外)
監獄法が改正された平成18年の6月からその制限がなくなり、
購入したものはすべて部屋の中に収納して良いことになりました。
これは収容者には大変有意義な変更点です。
それまでは三冊しか手元に置けず、
たとえ差し入れや面会で本が10冊入ってきても一度に三冊しか部屋に入れてもらえず、
交換するにはそのたびに申請書
(願箋といいます)
を書かねばならず手間が大変でした。
拘置所・刑務所にかかわらず自己啓発を志す者にとって読書は唯一の学習手段ですので、
この法改正は大正解であったと思われます。