部屋の扉は畳一畳分はあろうかという大きなもので、
横にスライドして開閉され、
真ん中付近に縦長の小窓があり、
外から覗けるようになっています。
また、
廊下側に面して食事や点呼の際に物の出し入れや内部確認ができるよう、
やはり窓が設置されています。
食事を含めほとんどすべての物品のやりとりはこの窓を通して行われます。
内部には小物や書籍を置ける小さな棚が壁に据え付けてある他は何もなく、
実にシンプルそのもの。
トイレを隠す壁もなく、
用を足すときは体だけが隠れるつい立てを使用します。
部屋にはテレビはなく、
ラジオもチャンネルの選択ができない1チャンネルだけで、
官側で選んださまざまな局の番組が流れています。