まず、

第一の理由が、ペーパードライバー歴20年超であること。

大学三年の夏休みに、自動車学校の合宿コースで免許を取得しましたが、

その後は父の単身赴任先で父の車(ガソリン車)を借りて周辺を30km程度運転しただけです。

道に迷うわ縁石に乗り上げるわ駐車場のチケット取りと駐車でもたつくわ、同乗者に幻滅されるわ、散々でした。

 

それ以来、

ハンドルは一切握っていません。車庫に車も置いていません。

米国留学でニューヨークの大学を選んだのも、車を運転しなくて済むと思ったからです。

すこし後悔したのがフランス赴任。道端に公共レンタルEVが並んでたのですが、国際免許に切り替えるのを端から失念していて、乗ることができませんでした。

ですので、放っておくと車を乗らない方向で考えてしまいます。

 

しかし、子供ができて、ちょっと揺らいでいます。

車なしで一緒に連れ歩ける範囲が相当限定されるからです。

隣駅のデパートや大型書店やレストランには、まあ自転車で行けるとして。

自転車でも20分以上かかる距離だと、公共交通機関を乗り継ぐ必要があり、そうなると、まず付いてきてくれません。

車があったら、あっちこっちに連れていけるのになあ・・・、と思うようになったわけです。

 

そこで、

第二の理由が、実際の航続距離がわかりにくいこと。

つい最近まで乗用車EVのバッテリー容量は16.5kWhか40kWhだけでしたが、最近は新車で60kWhも出てきました。

ブログ主の給料では到底手が届かない高級車だと、100kWh超も珍しくないです。

バッテリー容量を20kWhにして価格を抑えた軽自動車EVも出てくるようですね。

 

その航続距離表示ですが、EV Smart ブログの記事「電気自動車の燃費=「電費」とは? を徹底解説!」によれば、

 

「JC08モード」は余程条件が良くないと実現できない値、

「WLTCモード」(JC08×0.8くらい)は国際基準がベースになっているが、日本独自の方式が加えられている。

「EPAモード」(WLTC×0.8くらい)が充電器からのスタートであり、実感に近い。

こういう感じになるようです。

しかし、EPAモードでもエアコンオフで計測しているため、実際はさらに距離は短くなると考えた方が良さそうです。

 

EV Smartブログで、EPAモードの航続距離213kmで、満充電時の表示が257kmと出たEVで、180km離れた目的地(=草津温泉)に向かったレビューが出ています。

それによると、ゆるい上りの続く高速道路を走り続けた結果、130km走った時点で残り60km余りと出たようです。

結局、一度道の駅で充電してから目的地に着いたのだとか。

レビューを読んだブログ主が、実走行距離とバッテリーの状態から手計算してみると、実際の航続距離は188km程度だったようです。

 

想定していた使い方とほぼ同じなので、ものすごく参考になりました。

ブログ主の実家が、ちょうどこれくらいの距離と走行条件なのです。

 

軽自動車EVの記事を見ると、航続距離はWLTCモード180kmと出ています。

EPAモードだと、単純計算で140km余り。EV Smartブログの例を参考に、行程による負荷をEPA×0.88とすると、実際には125kmそこそこという計算になります。

普段の週末で、周辺の行楽地や買い物に使うなら、これでも、帰れなくなる心配はしなくてよいでしょう。

ですが、草津温泉には到底届きません。途中で2回か3回、急速充電を挟む必要があります。

 

こうなると、ブログ主の場合、

(第1の理由から)アシスト機能が充実している車でないと怖くて乗れない

(第2の理由から)EPAモードで200km超の車でないと実家帰りには使えない

ということで、購入に二の足を踏んでいる状況です。

 

もう一声、もう一息、という感じはするのですけれど。。。