【金メダルへの道】天の時、地の利、人の和 | 金メダリストを育てたコーチが教える夢のかなえ方

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【金メダルへの道】
【天の時、地の利、人の和】
佐賀県立神埼清明高校男子新体操部の部旗の言葉より
「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」
【読み】
てんのときはちのりにしかずちのりはひとのわにしかず
【意味】
《「孟子」公孫丑から》天の与える好機も土地の有利な条件には及ばず、土地の有利な条件も民心の和合には及ばない。
〔孟子 公孫丑下〕
天の与える好機は地理的な有利さに及ばず,地理的有利さも人心の一致には及ばない。

孟子は言った、
「天のもたらす幸運は地勢の有利さには及ばない。
地勢の有利さは人心の一致には及ばない。

三里四方の内城と七里四方の外城を持つ程度の、たいして大きくもない町を攻囲しても勝てない。
そもそも攻囲を行っていれば、必ず天のもたらす幸運が訪れるときがある。
それなのに勝てないのは、天のもたらす幸運が地勢の有利さには及ばないからである。
城壁が高くないわけではない。
堀が深くないわけではない。
武器が鋭くなく、防具が頑丈でないわけではない。
食料が足りないわけではない。
それなのに、これらを放棄して退却せねばならなくなるのは、
地勢の有利さが、人心の一致に及ばないからである。

だから、
『民衆を領内のとどめるのに、盛り土による境界線を使わず、
国の守りを固くするのに、地形の険しさを頼らず、
天下を自らの威令の下に敷くのに、軍事力の優越を用いない。』というのである。
正しい道を心得ている者は、多くの援助が得られ、
正しい道を失っている者は、少ない援助しか得られない。
援助が少ない者の、極端な場合には、親戚さえもこれに背き、
援助が多い者の、極端な場合には、天下さえもこれに従う。
天下が従うところを以て、親戚さえも背くところを攻める。
だから、君子は戦うまでもないのだ。
戦えば必ず勝つ。」

事を為し成功するには「天、地、人」の3つの条件が必要とされています。

「天の時」・・・やるべき時期、タイミング
「地の利」・・・戦うべき市場や環境を知り、相手(ライバル)も知り、そして己も知って自分の優位な土俵で勝負する
「人の和」・・・仲良しこよしではない、一緒に行動する仲間がいて同じ目標に向けておのおののポジション(現場、スタッフ)で全力を尽くす

会社の事業戦略にもまさに当てはまります。

どんなに経営者が優秀で優れた戦略をたてたとしても、それを遂行するのは社員です。
社員を育てていない会社や社員のモチベーションアップを図れない会社は競争に勝つことはできません。
業績が伸びない原因、実は労務管理戦略にあるのでは?

金メダル育成コーチ 関健寿

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