サンパウロ到着はフライト予定時刻早朝の5時45分が1時間ほど早まり、夜が明けぬ暗闇の中、雨の降る空港に無事に着陸。
やっと長旅がほぼ終わり安堵のほっとした感はあり、本来であれば到着が早まり大変喜ぶべきのはずだが、
ここはブラジル、夜が明けぬ状態でスーツケースを2個&ハンドバッグを2個の大荷物を持って、ホテルまで行くのはある意味恐怖感が伴う。
疲れきっているゆえ集中力も途切れがちで、こういうすきが生まれやすい状態が一番かっぱらいやスリなどの餌食になり易く、ホテルの部屋に入るまで緊張感を切らすわけにはいかない。
タクシーといえどもドライバーによっては悪質な輩がいて、お客が乗車後仲間に連絡してバイクのふたり乗りがグルになってタクシーを襲い、金銭や金目のものなど何かしらを強奪するなど、最近ドライバーが被害にあっている日本では信じられないことがブラジルでは発生している。
ブラジル人でも空港からはメーター使用のタクシーには乗らず、カウンターで行き先を告げ前もって支払う安全なハイヤーを利用しがちで、我が輩も多少金額が高くても、災難なしにこしたことはなく、ハイヤー利用でホテルまで行く。
到着が7時と通常のチェックイン2時にはまだ7時間ほどあるが、運良くキーをもらい、そのままベッドに大の字で横たわる。
機内の寒さで冷えきっているからだを熱めのシャワーを浴びてリフレッシュして眠りにつこうと頑張るが、11時間の時差はいかんともしがたく、まったく眠れぬまま午後からはショールームに出かけなくてはならず、毎度のことながら自分の体力には感心する。
7時半に仕事が終わり、タクシーを拾いレストランの住所を伝え発進するが、案の定ドライバーははっきりと分かってなく、以前行ったことがあるレストランの前を通り過ぎ、かなり進行してからドアナンバーを確認し始める。
またいつものごとく一方通行と坂道が多い街をグルグルと回り、追加金額を請求して来るかと思うと納得いかないが、言葉が話せず、文句も言えず、己のキャパシティのなさを嘆くとともに泣き寝入りするしかなく歯がゆい思いをする。
晩ご飯となるが、味の濃いブラジル料理は一滴も余力が残っていないからだにヘビー過ぎる。が、極力郷に入れば郷に従う基本姿勢でローカルな料理を愉しみ、日本食を口にしないで海外滞在を過ごすことを意識しているがゆえ。
グラス1杯のビールを頼むがさすがにアルコールを口にしても美味しくなく、意識が薄れそうな感じさえしてきてしまう。
この後ホテルに戻り、Have a good sleepと行きたいところだが、ほぼ2時間おき目が覚めてしまう最悪の体内時計。
経験から来る慣れがカバーしてくれるが、正直、体力的には KA・NA・RI・TU・RA・I
お得意の泣き言を最後に久しぶりのブログから、 see you soon.