早朝6時にセットした目覚まし時計の音で長い長い旅が始まるはずが、どういうわけか5時過ぎには目が覚めてしまいまだ薄暗い夜も明けぬうちから、だるだるの身体で渋々ベッドから抜け出さなくてはならない羽目に。
前夜早く床についたわけではなく、旅の支度に追われ2時頃やっと眠りにつけたくらいでわずか3時間ほどの睡眠とは効率悪く、これから30時間以上の空の旅に心なしか不安がつのる。
冬(ヨーロッパ用) &夏(ブラジル)用の洋服を用意しなくてはならず、かといって好きなだけ持参出来るわけでもない。
でも、仕事柄それなりに気張り過ぎない程度にはコーディネイトにこだわり、当然片思い?の2年ぶりのあの超美形のブラジリアンモデル孃たちとの再会にひとり勝手に高揚して、あれにしようか?これにしようかで随分と時間が掛かった昨晩。
日用品は現地調達で何て旅のガイドブックには書いてはいるが、それくらいどこにでもありそうなモノが意外とないのが海外の常。
質を求めれば、当然メイドインジャパンがリーズナブルでサイズもベスト。
例を挙げれば、日本のティッシュは柔らかくて鼻がこすれてヒリヒリしないだろうし、歯ブラシも巨大、歯磨き粉だって携帯サイズはないような気がするし、最低限必要な常備薬だって海外製は効き目が強いだろうし、自分の症状にあった薬を見つけるのだって一苦労、洗剤だって携帯用なんてないはず。
早々夜のお供に欠かせないコンドームだって海外製はごく厚でゴム臭が強く、サイズもビッグ?
ちなみにこれは私だけに該当するのかも知れませんが、、、、、、
ほぼ支度も終わりかけたその時、やっぱり会社に忘れ物が発覚、急いで取りに行くがこれだけで往復30分。
年が明けて、4日の金曜日しか銀行が利用出来なかった事もあり、不在となる3週間分のやりくりと手配にやたら手間取り、一気に動き始めた海外からのメールにも返答しなくてはならず、すでにのんびり『あけましておめでとう』の心境どころの話ではない。
それでも行かないわけにはいかず支度を進めるが、洗面所の鏡で見た自分の顔に心労の疲れがありありでお年を召された現実を実感?
朝は驚くほど時間が早く進み、おいおいおいと言っている間にすでに9時半、11時55分発のフライトなのに未だ自宅とは、毎度の事とはいえ、自分でも呆れてしまう。
9時45分にエンジンをかけ、いざ出発で50メーターほど走った所で、ユータウンで急いで自宅に逆戻り。
真夏のブラジルにはサングラスが必需品、これに気がついたわけで結局出発時間のジャスト2時間前に自宅を出る。
幸いな事に本日/日曜日ということで営業車は皆無、目黒インターから飛ばしに飛ばして一の橋まで行くが、標識に新木場まで2キロ事故渋滞。
何てこったい、気はバクバクで焦りまくるが、冷静に判断して、いつも通るレインボーブリッジをさけて、銀座方面から新木場、浦安方面に進路変更。
この判断は間違ってなく、合流場所の新木場がまさに事故現場、軽自動車がひっくり返り、消防車も4,5台いるくらいの大事故?
4車線のちょうど左から合流出来るわけで、有明方面から来た渋滞中の車に同情しつつ、ものの1分で通過。
朝日がまぶしい中、成田空港を目指す。
その後はまったく渋滞もなく、大きな声では言えませんが、おまわりさんも驚く制限速度を厳守した?130キロの安定した走りを最後まで維持出来て、これぞ神業?
ぴったり1時間前に空港到着。
まったく飽きる事もなく、毎度毎度よくもそれだけ神経をすり減らす行動をしてしまうのか、新年早々から読んだひとは呆れる、今年もこんな感じで後藤田イズム満載の旅は始まるのでした。
この続きはパリ到着後、4時間ほどのトランジットからお届けしましょう。
cheers