The anniversary of the end of the war | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~


ずっと1週間も時間差があるロンドン滞在の日々の模様をお届けしておりますが、お盆で空席が目立ったANA202便に搭乗してロンドンからちゃんとお利口にひとりで無事に14日に帰国しておりますことをご報告しておきます。

さて、ロンドンの心地いい空気感に比べて、成田到着後にいきなりのここ数日の日本の高温多湿の天候は身体に応えます。

あまりグチグチいうべきではないけれど、それにしても本音はやっぱり暑いです。

それでも、自律神経のバランスを考えるとあまり冷房を入れずに過ごすことにしております。

出来る限り、身体に正直に自然体で暑い夏と寒い冬を分からせておくべきで、必要以上に冷暖房器具に頼る人間は驚くほど心身ともに軟弱で、幼稚な弱音をはくことが多いです。

この時期、日本はお盆休みで大体13日から16日を新暦でお盆とし、お寺では施餓鬼供養をしますが、家庭では先祖の霊が帰ってくる日としてさまざまな行事を行います。

翌日の15日は終戦記念日。

戦没者を追悼し平和を祈念する日とあります。

戦後生まれの人口が増加する今日、当然、戦後生まれの私もほとんど実感がないのが正直なところですが、過去、学生時代に広島、長崎の原爆ドームを訪れた記憶も年月とともに薄れ、もう一度、写真で見た悲惨な状況を思い出し、反戦への強い気持ちをしっかりと認識する必要性を感じております。

お国のために戦没したひとの気持ちとは、、、、、、、

靖国参拝、憲法改正、年金問題、参議院戦前の閣僚のスキャンダルなど安倍内閣が抱える問題も未だ山積みで難しい時代ではある。

仕事中心の日常生活が当たりまえとなり、自分の身に降り掛からなければ、なかなか平和について真剣に考える時間がありませんが、せめて仏の教えをひとつ。

『 松樹千年翠/しょうじゅせんねんのみどり 』

世の人の目には、滅多に入らないが変わらぬ松の緑を讃えることばで、変わらぬ緑を保つのも、ただじっとしているわけではなく、目立たない小さな変化を繰り返しながら風雪に耐え、千年の翠を維持している。

人間は、世の中の新しいもの、華やかなもの、流行ものばかりに目を奪われがちですが、
仏法、真理が不変であるように、変わらないものの価値に気がつかなければなりません。

目立たぬけれど本物の価値と存在が、間違いなくあることを知るべきです。

完璧に自分に都合がいい言葉をかりて、現状の日本のファッション状況に五寸釘?

まじめな話のはずが、横道にそれてしまった感もあるけれど、夏の暑いひととき、さっぱりとお口直しにいかがでしたでしょうか。

合掌。