2月12日のロンドンからの帰国便ANA 202便に搭乗した時、晩ご飯の機内食と一緒に頂こうとラウンジからGUINNESS/ギネスを1缶失敬して持ち込んで飲もうとしていると外国人の女性クルーが、あなたダブリンに行った事がありますか?と聞いて来る。
当然、ANA機内にも日本のビールを用意しているが、海外生産の日本のビールは、国内生産ビールと比べると今ひとつ味が違っておいしくないのです。
そこで、GUINNESSを持ち込み頂こうとしたわけですが、これだけイギリスをはじめ、ヨーロッパを訪れているにもかかわらず、ロンドンからフライトで1時間のアイルランド/ダブリンには、何度かチャンスはあったが行った事はなく、聞いて来た彼女にも残念ながら、NOと返答せざるを得ない。
彼女は続けて、ダブリンで飲むGUINNESSは最高よ! と 優しく微笑んで必ず、行って飲んでみてとお勧めしてくれる。
確かに、雰囲気の重要性は百も承知でロンドンパブで飲むGUINNESSでも、随分美味しく感じるのだから、
ダブリンギネスは当然、泡が口ひげに残るくらい美味いのでしょう。
昨日17日はアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日で、St Patrick`s Day/セントパトリックデーの祝日。
グリーンの三つ葉のクローバーが、アイルランド国内はもちろん、世界で大きく揺れて盛り上がったはずです。
GUINNESSでCheers ではなく、アイルランド語でSlainte !/ スローンチャがアイルランドでは、常識だそうです。
最近は、日本でもGUINNESSが飲めるパブもかなりあり、缶ギネスも売られています。
漆黒に近い色の上にクリーミーなオフホワイトの泡が旨味を感じさせ、一口飲むと独特の苦みが広がる。
一般的にイギリス?アイルランドでは、ギネスは6度にエキストラコールドは3、5度に冷やして飲むのが理想だそうです。
昨年、マンチェスターのパブで撮ったGUINNESS写真の再登場。
まだ、慣れてない頃はパブで注文後、注ぎ終わってから泡が落ち着くまで間を置くサーブの仕方を知らなくて、不思議に思ったものですが、これがギネスの伝統的なサーブの仕方の2度注ぎ。
まず、グラスを45度に傾け、4分の3程度、静かに注ぐと窒素と二酸化炭素で構成された独自の混合ガスにより、ギネスはグラスの中でうねりを見せる。
このうねりはsurging/サージングと呼ばれ、泡の対流がおさまってから残りの4分の1を注ぎ足す。
しばらくすると、クリーミーな泡が黒ビール色のてっぺんに浮き上がる。
これで最高のパイントギネスが出来上がり。
これを、缶の中のプラスティック製のボールが開封時の圧力差によって生じた渦で暴れ回り、ウィジットの小さな穴から無数の泡が発生することでビール全体に細かなクリーミーな発生させるフローティングウィジットと呼ばれる方法を缶ビールでも可能にしたギネスはパブ味には敵わないとしても旨いに変わりはない。
そんなわけで、近々ダブリン行きを夢見ながら、今晩は家で缶ギネスでSlainte/スローンチャ!