Reduce | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

昨年、20周年を迎える事が出来まして21年目の今年は、欲張らずに急がないでゆっくりとそしてクールにお客さまに対応したいと考えています。

時代と共に人の価値観が変わり、IT時代で情報も豊富で選択肢が溢れている中、アクセスも含めた行動範囲にも明らかに変化が現われ、百貨店や駅ビル、ファッションモールなどの大型施設に意識と人は流れがちですが、路面店として今後どのように来店して頂くかがキーポイントだと思います。

過去には、そのマーケットには明らかに温度差が存在してましたが、色々な情勢の中、お互いの歩み寄りの結果、今の日本のファッションシーンは賛否両論のはざまで資金力に勝る方に流れがちですが、私のファッションの原点であるオリジナリティー / 個性をもう一度,オシャレとは?の意識と気持ちに向けさせる為にアピールして行きたいですね。

有名なネームには簡単にお金を使いますが、無名なブランドには購入までに至る自信もなく、付加価値を見出せない為、消費者に対して安全パイで無難な買い方を勧めている日本人買い物バイブルをなんとか打破したい気持ちもあります。

誰かがやらなければ、いつまでたっても同じ事の繰り返しで、雑誌のうたい文句通りに洗脳され、日本人の流行好きな行列してでも買いたくなる国民性から脱皮する為にも変化なくコンサバティブで似たり寄ったりのユニフォーム化されたファッションがやたら目立つ、面白みに欠ける市場になりかねません。

私と近い意見の人も必ずいらっしゃるとは思いますが、今はじっと我慢して耐えているのかもしれません。

色んな部分で限界がある地方都市はある部分致し方ないとは思いますが、最近、巨大な東京のファッションまでもが、地方店のごとくブランドの陳列でお客さまを獲得して行くやり方に私は少し残念に思います。

都会型と地方型に温度差が無くなりつつあるのは、ある意味レベルの低下を呼び込んでしまうように思えてなりません。

手間ひまがかかるやり方は、効率化が進む中で今の時代に合ってないのかもしれませんが、高級な意味ではない良い物には時間がかかるものだと割り切って好きだけでは終わらせない為にもビジネスとして確立させる努力が必要だと感じております。

偉そうな事を言ってても、もちろん不安と背中合わせで売りたいものへの意識が揺らいで売れるものに
行きかけてもいつも留まり、又、基本である自分の目が選んだファッションを継続しています。

今日の内容は、年明けから始まったセール商戦に付いて語るつもりが、脱線してしまい熱くなってしまいましたが、これも後藤田らしい新年のスタートだとご了承して下さい。