僕が所属する早稲田大学理工学部応用化学科には、有機化合物の全合成において著名な竜田邦明先生がいます。
彼が担当する授業を履修しているのですが、数週間前の授業で「自ら考えることの重要性」を強く訴えていました。
学生がただ黒板の内容をノートに書き写していることに対し、「ただ書き写すだけではなく、こちらが何を言うか、何を書くか、一歩先を常に考えながら授業を受けろ。そうでないと、自ら考える力は養われない」と。
さらに、「ただ人の真似をするだけでは人件費の安い中国にかなうはずがない。これからの日本は頭で勝負するしかない」と。
そんな矢先に、その発言を裏付けるようなニュースが飛び込んできました。
ナイロンの原料として重要なカプロラクタム ですが、国内メーカーはどんどんと海外生産に移行しているようです。
ちなみにこのカプロラクタム、リンク先のWikipediaを読んでもらうとわかるのですが、従来の製法だと製造の際に副生成物(おまけでできてしまう物質)が大量にできてしまう点が問題でした。
そのような副生成物が発生しない新しい製法を住友化学が開発したのですが、その開発メンバーの一人である市橋宏さんが、早稲田大学理工学部応用化学科の出身とのこと。
竜田先生の発言に三菱化学のニュース、厳しい状況にありながら独自の強みを発揮している住友化学(そしてそのメンバーの一人が自分の先輩)
偶然とは言え、今後の自分がどうあるべきかを深く考えざるを得ません。
彼が担当する授業を履修しているのですが、数週間前の授業で「自ら考えることの重要性」を強く訴えていました。
学生がただ黒板の内容をノートに書き写していることに対し、「ただ書き写すだけではなく、こちらが何を言うか、何を書くか、一歩先を常に考えながら授業を受けろ。そうでないと、自ら考える力は養われない」と。
さらに、「ただ人の真似をするだけでは人件費の安い中国にかなうはずがない。これからの日本は頭で勝負するしかない」と。
そんな矢先に、その発言を裏付けるようなニュースが飛び込んできました。
三菱化学、カプロラクタムおよびスチレンモノマー事業から撤退
http://business.nikkeibp.co.jp/article/reuters/20090529/196173/
ナイロンの原料として重要なカプロラクタム ですが、国内メーカーはどんどんと海外生産に移行しているようです。
ちなみにこのカプロラクタム、リンク先のWikipediaを読んでもらうとわかるのですが、従来の製法だと製造の際に副生成物(おまけでできてしまう物質)が大量にできてしまう点が問題でした。
そのような副生成物が発生しない新しい製法を住友化学が開発したのですが、その開発メンバーの一人である市橋宏さんが、早稲田大学理工学部応用化学科の出身とのこと。
第1回「ものづくり日本大賞」-住友化学
http://www.jmf.or.jp/monodzukuri/world/12.html
竜田先生の発言に三菱化学のニュース、厳しい状況にありながら独自の強みを発揮している住友化学(そしてそのメンバーの一人が自分の先輩)
偶然とは言え、今後の自分がどうあるべきかを深く考えざるを得ません。