最近、AO入試関連のニュースがよく出てきていると感じます。
9月から11月にかけてがAO入試出願のピークですが、このタイミングでこんなにもネガティブな情報が出てくるのはなんでだろう?と思っているのですが。



そもそもAO入試とは、その大学・学部・学科が求める学生像(アドミッションポリシー)に合致する学生を選抜するために、学力のみにこだわらず幅広い方法で行う入学試験のこと。


まずアドミッションポリシーありきであり、決して「志望理由書や面接・プレゼンで選抜する(=学力試験がない)」=「AO入試」ではないのです。実態は別として本来は。


一部の大学を除いてほとんどの大学のアドミッションポリシーが似たり寄ったりである以上、大学ごとにきちんとしたアドミッションポリシーを設定できているとは言えず、そんな状況の中AO入試という「制度」だけを導入してもうまくいかないのは当たり前です。


上記の記事を読むと、大学側が自分達の至らなさを棚に上げてすべての責任を「AO入試」という制度に転嫁しているような気がしてなりません。『AO入試「いい学生集まらぬ」』という記事タイトルがまさにそれを表しています。百歩譲って、『AO入試「いい学生集めることができず」』ではないでしょうか?


大学側はこの事態を客観的に受け止め、高校生や日本の教育そのものを振り回したことに対する反省を自ら提示して欲しいと思います。


今日は、教育ベンチャー志望の学生さんとお話をさせてもらいました。
(といっても自分もまだ学生ですが・・・)

とあるきっかけで教育に興味を持ち始め、スピード感を考えてベンチャーを志望するようになったとのこと。
自分のブログは「教育 ベンチャー」でググると3位くらいに表示されるのですが、それを見てわざわざアポを申し込んできてくれたとのこと。
この行動力、ぜひとも見習いたい!

自分がなぜベンチャーで働こうと思ったか、なぜ教育なのかを1時間程話してきました。


基本的に向こうが質問をし、それに対して自分が答えるというような話の進め方でしたが、思い返してみるとあまりこのような経験がなかったため、話がうまくまとめられずしどろもどろになってしまったことも。
こういう時に備えるためではないですが、やはり「自分が過去でどのようなことを経験し、それをもとに現在どのようなことを考え、将来何をしようとしているのか」ということを文章にまとめておくことが非常に重要だと痛感しました。


別の件でも感じていて最近強く思うのですが、「人に必要とされている」と思えることはとても大切です。
自分が少しでもお役に立てるのであれば、積極的にお手伝いさせてもらいたいと思います。

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。/マイク マクマナス

¥1,575
Amazon.co.jp


今日の打合せで教えてもらいました。


キャリア教育というと自己分析に始まり過去の積み上げから将来やるべきことを決めていくというイメージがありますが、本書に書いてあることはそれとは対照的で



  • 目標を立てずに、行くべき方向だけを決めておこう

  • ストレスの最大の原因はやることが多すぎることではなく、やりたくないことをやることだ


といったように、今なににわくわくしているのか、今何がやりたいのか、ということを重視しています。


もちろん過去の分析から見えてくるものもたくさんあり、それはそれでないがしろにしてはいけないですが、本書で提唱されているようなより「原始的な感覚」をキャリア教育にもっともっと取り入れてもいいのではないかと感じました。


キャリア教育の最終目的は他人を説得するためのきれいなストーリーを作り上げることではなく、本人が何らかしらの行動を起こすことですから。


まだ内容を聞きかじっただけなので、きちんと購入して読んでみたいと思います。