今年のマスターズ、44歳のジャステイン・ローズが2日間8アンダーでで首位を守っているが、視聴者としてもマスターズにしかない特別感、高揚感を持って観ている。とりあえず、松山が初日に全米が大騒ぎしたほどのアクシデントでバーデイにもなりえたホールでダボを打ったりしながらもマイナス3で軽々予選を通過してくれて、ファンとしてはワクワクした気持ちで週末を迎えられたことが何より嬉しい。もしローズが優勝したらそれは凄いことだが、今日を観る限り、相当体力を消耗しているので、難しいかもしれない。

 初日は今大会だけ唯一優勝していないマキロイがダボを2つ喫したり、名だたるビッグネームが苦戦したが、2日終わってみればおなじみのメンバーが上位にきている。マキロイでさえ緊張しているさまが見て取れるマスターズとは選手にとって本当に喉から手が出るほどグリーンジャケットを着たい特別な大会なのだろう。タラレバを言えば、松山が短いパットを何本か外し、入っていれば優勝争いをしていたはずだが、他の選手もグリーン周りはてこずっているし、みんな惜しいパットを外している。松山の良い材料としては、昨日を観る限り、ショットの切れが素晴らしく力が入ってないというか、安心して観てられる。首位と5打差。決してまだ優勝をあきらめることはないと思っている。それにしても一緒に回ったデシャンボーは飛距離もさることながらショートゲームも器用にこなし、トップと1打差で決勝とは凄いなと。

 シェフラーがローズと3打差の5位につけているが2日間で8アンダー以上が出ていない、ロースコアの戦いになっている。昨日はボギーも多かったし、最近、圧倒的な強さが見られていない。さて、どうなるのか、楽しくマスターズの雰囲気に浸れる週末になりそうだ。