昨日、中居君の引退報道を散歩中に知ったが、謝罪文を読んだときからこうなるだろうと思っていたので少しホッとしたのも事実だった。ヅラといわれたファンクラブの入会金は1000円、年会費1000という少額のものだったが、とても1つ1000円では作れない、会員番号と似顔絵の書かれた木製の携帯置きも全員が貰った。本当に気前のいい人なのだ。棚に飾ってあるが、それを見るとやはり悲しくなる。

 表の顔と裏の顔などと散々叩かれていたが、私にとっては裏の顔は別にどうでもよかった。テレビの向こうで、あの太陽のような笑顔を見せて、MCとして多くのゲストと楽しく話してくれる表の顔だけで十分満足していた。何が真相か分からないが、中居君は普段から自分の話はあまりしなかったし、今回も会見などするはずはないと思っていた。

 ただ、人柄が悪くてまわりの援護がないと言われるのは少し違っていて、辛いことや苦しいことがあっても近しい人にすら相談もせず愚痴も言わないので、話が大事になるまで鶴瓶もヒロミも劇団も何も知らなかったというのが事実なのだろう。余計な事は言わない。サンドイッチマンとお互いのラジオがつまらないと面と向かってじゃれ合うようなことはあっても、本人の居ないところで決して悪口を言わない人だった。

 今回、女性とトラブルがあって、それは多分、許されないことをしたのだとは思う。長年、芸能界に身を置いて、大御所的な扱いを受けて、モラルとかの感覚がマヒしてしまった。それを驕りといい、それがこのスキャンダルを引き起こした。それについては援護する気はない。

 だが、前にジャニー喜多川について中居君がコメントするとしたらどういうのかと推測して「大好きな父親が殺人を犯したとして、許せないと思っても、嫌いになりきることができますか?」と言うのではないかとブログに書いた気がする。関係こそ違え、30年来のファンとしてはそんな気持ちかもしれない。

 今はとにかく、長い間、いっぱい楽しませてくれてありがとう!これからまだいばらの道が待っているでしょうが、どんなに叩かれようとどうか命だけは大切にして元気に生きて行ってくださいねという言葉しか浮かんでこない。

あなたのことは決して忘れません。さようなら、中居君。