松山英樹に次いで20歳のとき世界アマを獲って、さあメジャーへというところから5年以上も日本でもたもたしていた金谷がツアー予選で3位となり来季からのメジャーツアー出場を確定させた。これで来季は松山を筆頭に星野、久常、大西とともに5人でメジャー大会に参戦することになった。これでやっと人数的には韓国と肩を並べたが個々の実力は韓国選手には及ばない。
かねてより松山が「日本人が沢山メジャーに来てくれたら、いろいろな情報を共有できるので嬉しいのだが」と後輩の奮起を期待していたが、やっとその想いが叶ったので喜んでいるのではないか。金谷は大舞台に強いし実力も申し分ないが、今一つ覇気が感じられず、松山とは対照的にトーキー映画のように打つのが早く、ちょっと雑とも見えるプレースタイルだったが、今年を観る限り少し丁寧にプレーしていたので、これなら行けると思っていたが、やはりやってくれた。この4日間、金谷のことが気になって、朝一で試合の結果を確認していたが、3位に入ったことを知って、とても安心した。頑張ったねと言いたい一方、「遅かったよ~」という苦言も呈したい。
松山はぶっきらぼうに見えるが、とても後輩思いの人。久常が出ていると自分のことより彼の成績が気になってつい応援してしまうという言葉からも分かる。しかし来年からは4人もいるのだからそんなことは言っていられない。後輩には簡単に負けられないぞという気持ちで尚一層頑張ってほしい。とにもかくにも来年のメジャーから目が離せない。
一方、日本は・・・池田勇太や時松が国内シードを獲るための試合に出ているなどの記事を目にすると、ちょっと寂しいし、世代交代の時期なのだなと改めて感じる。しかしその若い選手が不甲斐ないしもっと成績を上げないといけないと思う。いつまでも石川遼人気に頼っているのは情けなさすぎる。
ただ、今朝は金谷の快挙だけを喜びたい。