昨日、今平が4アンダーで優勝した日本オープン。7200ヤード、パー70という設定は日本人には厳しいのではと予想していたが、まさかアンダーパーが2人という超ロースコアでの戦いになるとまでは想像していなかった。とにかくラフがきつかったとのこと。ただテレビで見る限り、PGAの地方のゴルフ場で膝まで伸びたラフなどに比べればそこまでではないと思うが、海外経験も割と多かった中島啓太が2度空振りしたと聞いたり、パー5でなかなかバーデイが出ていなかった状況をみるとやはり難しかったのだろう。
最近、まったく見かけなかったが、久々に今平の凛々しい姿を見て、ああ、まだやっているんだと。賞金4000万円を獲得し、自力でZOZOの出場権を獲得したのもさすがにいざという時にはしぶとく力を発揮するベテランだなと思った。多分、推薦枠では9人には絶対入らない選手。本人もホッとしているだろう。
一方、プラ5で8位になった石川は今平に9打差をつけられても、マネージメントどおりに刻んでいいスコアを出せたと大満足のコメント。前の試合でほとんどのホールをドライバーで打ったと言っていたが、今回は曲がるとダメなのであまり使わなかったと、それが功を奏したそうだ。石川に関してはメンタルが強いのか弱いのか失礼だが頭がいいのか悪いのかどんどん分からなくなってきた。ま、予選落ちさえしなければ、いや、たとえしたとしても、ZOZOの推薦枠9人には入るという余裕が見え隠れしているようなコメントのような気がした。何かいつも自分の話ばかりでファンは置いてきぼり。
その点、優勝どころか6位に沈んでしまい、地元で応援してくれた方々に本当に申し訳ないと、まず、口にした中島啓太は若いのに真面目でファンのことをいつも考えているのだなと好感が持てた。ZOZOでも頑張ってほしいと思える選手だ。
波乱万丈の日本オープンはとにかく無事幕を閉じた。