そもそも、1日目、多分、腰痛に加え風邪で熱もあっただろうし、プレーできる状態ではなかったようだ。ギリギリまで考えて参加を決めた。しかし、ゴルフの調子は良く、ショット オブ ザ デイとなる23mのバーデイパットを決めるなど、結果は首位と1打差のマイナス5だった。2日目夜、多分棄権するだろうと考えてびくびくしながら待っていたが、やはり腰痛でスタート前に棄権を決めた。それでも一応、アイアンとパットの練習までしていた。
本人が一番悔しかっただろう。予想してたとはいえ、1時過ぎてもなかなか眠れなかった。チャンピオンシップに出れるかどうかはわからないが、治療して何とか出てほしい。ただ、間に合わなくても仕方がないし、今年はいい夢見させてくれたわねと労ってあげたい。マキロイやモリカワら、ポイント上位にいる6人くらいが優勝しなければ、最終戦は3位からスタートできる。
シェフラーもシャウフレも調子が上がらない。やはり、オリンピック以来の疲れはあるのかもしれない。しかし、彼等はオリンピックに出たことを栄誉だと思いこそすれ後悔なんてしているはずはない。
松山はこれを持っていることで今後のゴルフ人生が少し良いほうに変わると思うほど銅メダル獲得は嬉しかったと言っていた。現にオリンピック以来近年になくゴルフ自体の調子はいい。ただ、初戦に優勝したこてで、皮肉にも会見や取材などからなかなか解放されず、体が冷えて風邪や腰痛になってしまったのではないか。たとえ最終戦に腰痛の回復が間に合わなくて棄権しても受け入れたい。今はただただ回復を祈るばかりだ。