日本人が野球好きで何人も大リーグで活躍していることは好ましいと思う。年間を通してドジャースの試合をほぼ全部テレビ放送しているのも理解できる。
だが、松山は大リーグでいえばプレーオフの第一戦リーグ優勝決定戦で優勝した。多分ドジャースは高い確率でリーグ優勝するだろうし、確かに大谷は凄い。だが、彼だけでなく他の選手も一流どころが集まっている。
野球とゴルフを比較するのはナンセンスといえばそれまでだが、松山はたった一人だけで戦っている。本当に凄いことなのに優勝しても大谷のホームランのほうがマスコミでも優先されてしまう。
欧米、特にヨーロッパでは松山の特集記事などが組まれているし、アメリカでも松山をリスペクトするコメンテータの声があふれている。ゴルフ後進国とはいえ、母国の選手の快挙が大きく扱われないのがあまりに気の毒でたまらない。
ちょうどオリンピック前に、松山が杉澤氏のインタビューに応じたとき、U-NEXT がPGAの試合を独占配信をするという情報を聞き、男子ゴルフがテレビ中継されなくなっているみたいなので、とても有難いことだと松山が嬉しそうに語っている様子を観て、切なすぎると感じた。日本はマスターズチャンピオンにこんなことを言わせる国なのだ。あまりにも情けない。