ずっと観ていたわけではないし、あくまで憶測だが、日本とフランスの決勝は3-3になった時点で最後の戦いを、解説者がスロットマシーンなんですかねと言っていたが、電光掲示板に映されていた各階級で100㎏超級に決まった。そしてフランスの英雄、オリンピック王者のリネール対斎藤立になったが、役者が違いすぎる。このときすでにフランスが勝利すると誰もが確信したのではないか。開催国だしどうしても勝ちたかっただろうし、あえて異議を唱えるつもりもないが、本当はコイントスでもして勝ったほうが最終戦の階級を選べるという方式をとったほうが公正だったのではないかと思った。ただ、不思議と腹は立たなかった。3-1から追いつかれた日本が弱かったのだしこれで良かったのかもしれないとも思えた。そんな中、日本選手たちの礼がどの国より素晴らしかったと言われたことを誇りに思った。