国内ゴルフ、3日目現在、まだホールアウトしていない金谷は24アンダー。三分の一の選手が二桁アンダーというありえない程易しいコース。来週全米オープンに出場する石川遼は2日間トータル1アンダー90位台で予選落ち。もちろん、彼が懸命に戦ったと信じたいが、実力からいっても、このコースで2日間トータル1アンダーというのはちょっと理解に苦しむ。何か1日目から集中していなかったように思えるし、2日目は例え予選を通ったとしても上位は望めない、とにかく18ホールを消化しようという思惑があったのではないかとも。彼はとにかくメジャー思考、来週に控える全米オープンのことで頭がいっぱいで、早くロスに行きたい、メジャーの試合で上位に入って出場権を獲得したい、そういうことばかり考えてこの2週の試合に臨んだと勘ぐりたくなってしまう。そうではないとして、必死にやった結果がこうだとしても、心ここにあらずでやったとしても、どちらにしても全米で予選を通るのは難しいと思う。目の前の一戦を一所懸命に戦えない選手が、メジャーでやっていけるとはとても思えない。
目標は世界一という前に、まず、日本一であるべきではないか。人気があって駆け付けてくれる多くのファンのためにも、今回の試合は大切に戦ってほしかったし残念な選手だなと思う。