乳がんと治療方法 その38 | 乳がん治療法研究所

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乳がんにかかってしまった女性にとって、乳房を残すことが出来る乳房温存手術を受けることは大きな望みですが、乳房温存手術を受ける際には、気を付けなければならないことがあります。
それは、乳房温存といっても、乳がんの種類や進行によって手術内容が異なってくるため、手術内容が本当に自分自身が望むような治療結果をもたらすかということです。
乳房温存療法には、現在2種類の手術方法が存在します。
一つは、乳房円上部分切除術で、腫瘍の部分を小さく円状にくり抜く手術方法です。
目に見えないがんを取り残してしまうリスクが若干ありますが、現在では術後に補助治療を施すことで、そうした小さながんまで除去することが十分に可能になっています。
もう一つは、乳腺扇状部分切除術で、腫瘍部分を扇形に切り取る手術方法です。
こちらは切除範囲が大きくなるため、がんの取り残しリスクは減りますが、その代わりに前者に比べて乳房の形は大きく変化してしまいます。