ネットサービスの収益化は難しい | 日々雑感

ネットサービスの収益化は難しい

参考になります。

mixi、価格com、ニコニコ動画らに学ぶ、ネットサービスの収益化

書かれている内容を読むと、当たり前のことが書いてあるのが多いのですが、それでも実際にネットサービスをやっている方々の口から語られると、説得力があります。

例えば、
>ミクシィの原田氏はネットサービスの収益モデルについて、
>まず、ネット上のエンターテインメントコンテンツはユーザーが
>お金を払いたいと思うレベルに達しておらず、
>確固たる収入を得るには時間がかかると指摘。
>一方、実用的なサービスについては、
>Yahoo!オークションが有料化に成功したように、
>ユーザーは生活に必要なものであればお金を払うとした。

とか、
>さらに、コンテンツそのものが対価を払うべきものであるという
>認識をユーザーに持ってもらい、付加価値を付けてでも
>有料化していくべきと話す。

とかね、文章で読むと「そりゃそうだろう」っていう感じなんですけど、そこを忘れちゃいけないんですよね。

思うに、日本では「サービス」という言葉が「無償で提供されるもの」ととらえる風潮が多すぎる感じがします。確かに辞書を引けば「奉仕」という意味もあるので間違っていないんですけど、「このWebサービスは有償です」っていうと、「えっ?サービスなのにお金取るの?」っていう反応が当たり前のように戻ってくる。

じゃあどんな言葉がいいのかと問われると答えに窮しますが、「サービス」という言葉は使わない方がいいのかもしれません。

いまやっているサービスでユーザーからお金をとるためには、実生活に必要な機能となるとか、お金を払ってもいいと思われるようなコンテンツを集めなければならないということですね。
いずれにしても、一朝一夕ではできないのですが、この業界はドッグイヤーなので、すぐやらないといけないというのが難しいところです。