ランプ支柱 | RS ATOH

ランプ支柱

こんにちは。。。

 

この表題でお分かりのとおり作り物ネタ

しかも、バイクに関係ないです汗

興味のない方はスルーしてください。

 

まずは完成から

 

なんとなく元ネタがお分かりになられた方も

いらっしゃるのかと・・・。

ジ〇リアニメの

〇と〇尋の〇隠し に登場するキャラクター?

制作を依頼された方は

パーキングメーター支柱からのお客さんです。

まずはパイプを曲げられないと始まらないので

早速

 

 

まさにお絵描きガーン

 

ペン書きを元に

 

 

鉄の3.2mの溶棒を曲げて型?代わりに

パイプは鉄のφ19.1 t1.6

当然簡単には曲がりません。

試しにパイプベンダー持っている仲間がいたのでトライしてみましたが、

見事につぶれましたガーン

ベンダーもぴんきりなのですげーいいやつなら曲がるのでしょうが。

アールも一つではないのでここは砂曲げを勉強がてら

やってみることに。

 

砂を仕入れてふるいにかけて目をそろえて、

焼いて乾燥させてから・・・

パイプにぎゅうぎゅうに詰めます。

 

 

片側は溶接で栓して

 

 

反対側は木をぶち込んで栓します。

 

 

練習は一回してみましたが、びっくりするぐらい上手くいかず・・・汗

気合の一発勝負でいきなり本チャン。

 

 

型に合うようにほんと少しずつ

最後にもう少し修正して砂抜いて、余分を切り落とします。

なんとか使えそうなレベルに曲げられたので、

こいつを立てるためのベースやランプを取り付けられるように

小物の制作です。

 

ベースになるものは・・・

 

 

以前パーキングメーターの飾りで使われていた

木のベース。

こいつに曲げたパイプを立てる訳ですが、

 

 

支柱は脱着出来る構造にしたいかなと思い

また構想のためのプライスレスな時間を・・・

考えを元に材料です。

 

 

鉄 S45Cミガキ(上)

  SS400(下)

素材を分けた理由は特になく、45Cは今回仕入れて

SS400は店にあった黒皮ついた状態の端材。

 

それと

 

 

6角棒。

2面幅で24mm。

これらを旋盤で加工。

 

 

45Cと6角棒はこんな感じ。

6角棒は中央にM12 P1.75でタップたて

45Cの方は

 

 

 

キャップボルト用に沈め穴。

 

 

沈め穴用の刃物に合わすためにボルトの頭少し旋盤でひいてます。

 

 

それとは別に鉄の板材から

 

 

t3.2

 

 

コンターで丸く切り出し。

中央は12mmの穴開け。

これらがベース側のパーツ。

セットしていくと

 

 

裏側

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このボルト、ナット止めにしたのは支柱が外せるというのと、

支柱の向き(ベースが丸ではないので)任意の向き、お好みの向き

に出来ると思ったのでこの構造にしてみました。

寸法は相手が木なので締めた場合に締め代多すぎると割れたりとか

逆に締め代無しだと当然木が回ってしまいますね。

6角棒の丸くした部分はパイプに差し込めるようにしてあります。

後にパイプと溶接しますので、できるだけピッタリと。

まぁ上手くいきそうなので先端のランプ取り付け部分にいきます。

 

 

SS400方はこんな形に。

径が小さい部分はパイプに差し込めるように。

こちらも後に溶接。

 

 

中央にM6 P1.0

支柱のパイプに差し込めるように

後に溶接します。

 

で、少し困ったのがランプの取り付けフック。

 

 

わっかはあるのですが、

 

 

どうやって支柱につけるか

外に置く予定なので、風も受けるでしょうから

軸が回らないとあおられたときに壊れそうです汗

 

フックを試しに2種類仕入れてみて

 

 

これをくるくる回るように取り付けてみようかと。

回るタイプの市販品も探してみたのですが、

この手のタイプでは私の探し方が悪いのか見つからないのでして・・・

輪がエンドレスの物は見つかったのですが、このように

カッチャとランプの輪をいれられないとだめなのでして。

左側のタイプを使って回るように作ってみます。

 

 

M6ネジが切ってあるのですが、

6mmのドリル通してしまいます。

 

そして

 

 

このキャップボルトを使います。(SUS)

あえて半ネジ。

 

簡単に考えると

 

 

こっちから入ればいいのですが、

まぁ無理ですよね。

必要な首下の寸法からこれ以上短いものを使用したくないので。

 

そんなもんで、

 

 

旋盤で頭サラって段付きに。

 

それを

 

 

ナット入れて

ちなみに薄いタイプのナット。(3種?)

 

溶接。

 

 

 

全ネジでもいいのでしょうけど、回転部分がネジ切ってあるのも

どうかと思い半ネジのネジ切ってない部分使いました。

スイベルっぽくって感じでしょうか。

 

支柱のパイプに作ったパーツを溶接していきます。

 

 

無垢材とt1.6のパイプなんでパルス使って溶接してみました。

 

 

こっちはパルスなしで。

全部Tigです。

 

下側は懐があるので

 

 

プラグ溶接してみました。

ここはMigで。

 

組み立ててみます。

 

 

背景悪くて分かりづらガーン

 

 

 

回転してくれます。

 

さて、ちょいと厄介そうなのが

 

 

汗

汚れ防止に保護テープ巻いたら

不気味な感じに・・・

 

この足

マネキンかなんかで使う女性のハイヒール?

かなんかのためのようで、

 

 

この姿勢がオリジナルっぽいので、(中は中空)

穴あけの際にこの状態での垂直を出さないと

角度がおかしくなりそうなので

非常に簡単ですが・・・

 

 

固定治具ガーン

 

 

 

見てのとおり非常に雑ではありますが

この状態で自立してくれます。

穴あけの際にも抑えやすいです。

細かい事言うと、この状態で穴あけしないと

くりぬいた穴の壁面の垂直が出ませんね。

今回は厚みが1.6㎜ぐらいだし、

樹脂製なのでそこまで気にする必要もないのでしょうけど。

 

穴はあきましたがそのままではいまいちなので

こんなもので

 

 

 

ゴム製のグロメット。

穴あけはハサミやカッターではきれいにあかないので

ちょっとした道具を即興で作ってあけました。

たいした道具ではありません。誰でもすぐに考えられる程度の物。

 

 

続いてベースの木のベース・・・?

 

 

鉄の切り板t4.5mm

おもり的なものもかねて、少々大きめにゆるく木の形状を

追っかけます。

 

 

足はお客さんがお持ち帰りになってから手を加えていく予定。

このままではさすがに少し不気味・・・汗

 

裏面は

 

 

 

支柱をとめるボルトは工具はアクセスできますが、

抜け落ちないようにしてみました。

 

 

取り付けのタッピングは皿ネジじゃないとですね。

地面にこすれて+の頭が削れにくいように

少し深めに追い込んでおきました。

 

 

細かいですが、フックの取り付けナット(3種)、ワッシャーは

ステンブラックにしました。

後にお客さんが支柱を黒く塗るため。

 

という具合ですが、作業内容は何となくお分かりいただけたでしょうか!?

 

尚、今回の制作物はお客さんが個人で使用する目的で

私に制作依頼されたものであって、

販売、転売を目的とした制作物ではありません。