ガーダも残すところあと二日となりました。今日は朝、曇りだっためオラが入ってくるのが若干遅い模様。とはいえ、12時過ぎには全艇出艇しました。まだ風は南に回りきっておらず、北風の中をしばらく漂うことに。いつもなら1時には南からのブローが入るのですが、結局入ってきたのは2時半過ぎ。第一レースの合図とともにスタート。ビリから2番目で上マーク回航し、ジェネカー上げるもハリヤードの外側がずるっと向けてジェネカーが落ちる。結局リタイヤして浜に戻ることに。残念。帰る途中、トップ艇のフィニッシュの様子を見ましたが、セール番号007の少年コンビがダントツの一番でした。後続を大きく引き離してのフィニッシュ。さぞ気持ちよいことでしょう。

書くことがなくなったので、以下今後の課題を書き出してみようと思います。

1) スタート。スタートラインが短いこともあり、70艇近くの800が一列になることはできないため、どうしても2重、3重にとなってしまいます。前列にいないとまるで壁の後ろにいるようで全く風が入ってきません。このため、スタート時点で軽く10艇身以上の差がつきます。やはり風が強くても1分前には前列で止まっていれないと致命的なことに。スタートが不得手だからと言っていつも逃げていてはいけません。帰ったらちゃんと練習しましょう。

2) 走らせ方。強風チューニングを教わったおかげで多少の風はマネージできるようになりました。風に合わせて時々刻々とセッティングを変えることを忘れずに。特にジブトラッカー並びにセンターボードは風が強くなればなるほど致命的です。

3) 艇団の中での取り回し。今回、後からスタートした700とからんでしまい下マーク回航ができなかった。ポートでジェネカーで走り、下側に他の船がいる場合の立ち回りを再度確認すること。

4) レースに向けての準備。大きな船のトラブルはなかったものの、トラッピーズのショックコードの摩耗、ジェネカーハリヤードの延び、シャックルの紛失等々あり。艤装の確認は常に必要だし、部品のスペア、シャックルやピンも予備を持って行くこと。今回、メイン、ジブ、ジェネカーのハリヤードは全て取り替えたし、トラッピーズのショックコードも取り替えました。気になるのはクルーのトラッピーズの一つにハンドルがないことぐらい。次回はシャックルの予備を忘れずに。

浜に戻ってジェネカーの修理をしていると、800セーラーらしき人が話しかけてくる。彼は4年前にガーダに来たのだがその時は非常な強風だったよう(今年のはそれに比べるとまだまだらしい!!)。彼はもうレースはやめて、あとは休暇をのんびり楽しむそうです。一緒に乗っている彼女と来年結婚するとのこと!他にも風が落ちてきたためレースをやめて帰ってくるセーラーあり。みんなそれぞれのペースでこのイベントを楽しんでいます。

というわけで、修理を終えた私たちも一時のバカンスを満喫すべく町に出かけます。いつもより2時間は夜の部のスタートが早いです。どこにしようか迷いましたが比較的こぎれいなリストランテを見つけ入ってみることに。8時前はどのお店もガラガラ。ここではまず奮発してフェラーリの泡を頼み、前菜は今日のお薦めからサーモンの蒸し焼きに酢付けオニオンと胡椒のマリネ、パスタはヒデはボンゴレ、私は本日のお薦めのホームメードパスタ&生ハム&チーズ。で、乾杯!前菜はバルサミコであえるとまたすごく美味しい。しかもサービスも素晴らしい。昨日、一昨日とも店の中ががちゃがちゃしている感じでしたが時間が早いこともあるのでしょうか、落ち着いているしサービスが手早い。テーブルのセッティングもブルーと黄色の唐草模様のテーブルクロスで綺麗にしつらえられています。店員は皆イタリア人の男性。どの方も見た目も麗しい。パスタはボンゴレの勝ち。ホームメードパスタはフェットチーネを少し細くした麺でむっちりしていて美味しいのだが、生ハムとチーズが少しくどくなり、さすがのパスタラバーの私もごめんなさいして少し残してしまいました。これに比べるとボンゴレはさすがです。やはりお魚人間にはシーフードの方がいいのかも。泡も最初は美味しく飲んでいましたが、途中からガスがきつくなり頑張ったものの、結局少し残してしまいました。もちろん、別にグラスの赤ワインを飲みましたが。二人の胃袋では到底追いつきません。胃袋があと二つは必要です。

帰りがけにヒデがぼそりと一言。パスタはもう飽きたな、明日は魚料理か肉料理にしよう。うん、確かに。

さて泣いても笑ってもレースはあと一日。頑張りましょう。