Boom Boom 80 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^



「翔くん。」

じっと大野さんの目が、
栗鼠の姿の俺の目を見据える。


「は、はい。」


やばい。これ。
大野さんのpeopalとしてのオーラだ。

あまりにも黒く威圧するようなオーラに圧倒される。


ごくん。


食われる。

闇に葬られる。



あまりに大きな自然の中に、
放り込まれた時に
自分の命などちっぽけなものだと悟るような
命の危機を感じる。



「やっぱり戻りたいよねぇ。」


ごくん。
あまりの迫力に唾を飲む。



「は。はい。」


「じゃあさ。
今から見たりしたりすること。

全部内緒ってできるかなぁ。」



大野さんの影が、
黒い羽がのびる。


やばい。
これって。
俺。

やられちゃう?



栗鼠の姿のまま。
じりり。
後ろに下がりながら、

「はい。
元の姿に戻してくれるなら、
なんでも秘密にします。」



大野さんがにやりと笑う。
その口からは美しい牙をのぞかせる。



「うん。なら良かった。」


ぱちり。



大野さんが指を鳴らすと、
あたりは真っ暗になった。



















えっ。



真っ暗になった瞬間。
目を瞑っちゃったけど、


ゆっくり目を開けると、
目の前には蝙蝠が飛んでる。




「も、もしかして。
大野さん?」



「うるさいっ。
俺の完全変化を指さすなっ。」



小さいっ。
栗鼠の俺より小さいんですけど。



「だから、嫌なんだよ。
年取ったから、完全獣態変化も、
自分の思う通りにできるようになったけど、
こんな小さな姿だせ?

全く迫力ないっての。


それだったら、
瞬間移動や、分身の術や、
透視や、読心術、念動力や、電撃の方が、
使えるしかっこいいだろ。

やりたくないんだよ。これ。」


ぶちぶちと文句を垂れてるのが可愛い。


「で、大野さん。
完全変化してどうするの?」


すっかり怖くなくなった大野さんに気軽に聞く。



「きまってるだろ?
相葉には無理で、
俺の大きさならできること。


むつみあってやるから、
そこに寝ろ。

完全獣態を維持するには、
強固な性的エネルギーの結合が欠かせない。
それを分化して、
解体すれば…。」



大野さんは、
難しい言葉を吐いているが、
そういうことだ。



「流石に結合は無理でしょ?
こんな動物の個体同士じゃ。」

俺の目の前の蝙蝠さんに聞くと、



「当たり前だ。
俺も、俺の和にぶち込む以外に、
他のやつとはやりたくない。

ちゃんとお前の性的エネルギー放出させてやるだけだ。
安心しろ。」



蝙蝠の大野さんがちろちろと舌を出すと、
寝っ転がった俺の上にかぶさった。







⭐︎つづく⭐︎