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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


 「こんにちは。」


ばた。

国会議員の事務所のドアを開ける。




「だれだっ!お前は。」



議員事務所の
秘書かなんかの人かな?


頭がもじゃもじゃな人がいきなり怒鳴りつける。





そうだよね。
はじめましてさんだからね。
びっくりすると思う。



でもね。
議員さんの事務所だからって、
いきなり可愛い男の子を怒鳴りつけるのはどうかなぁって思うよ。




「あのぉ。僕。

中野弁護士のところから、
先生のこと紹介されて来たんです。


くふふ。

相談に乗ってくれるって聞いたんです。」



首を傾げてにっこり笑う。


今日は、俺の姿のまま。
普通の少年の格好で来てる。




議員とは、
珀の姿をして会ってるから、
珀をこいつの前にまた出すわけにはいかない。



警戒するだけだし、
あまり珀の姿を晒して、
珀に迷惑かけたくないしね。







「あ、そうか。
中野弁護士さんのとこから来たのか。」



さっきまで、
いかつく肩をあげてた秘書が、
肩を下げてにっこりする。




あららん。

こいつもぐるね。
議員だけじゃないと。



ま。そうだよね。
こんな可愛い男の子が、
一人で相談したいなんてきたら、
何の相談かは想像つくものね。




ぐるっと見渡せば、
二の四の五。
5人ぐらいのいかっつい男。

たぶん。
やの字もはいってるなぁ。


素敵な国会議員さんの事務所だこと。



「僕。
議員さんと二人っきりで2時間ぐらいお話しできればなって思ってるんですけど。

議員さん、
いらっしゃいますか?」




「こっちだ。
来い。」



さすがえろ議員。

知ってはいたけど、
自分の事務所内でもそういうことができちゃうお部屋がある。



でっかいソファがある部屋に通されて、
ソファにどっかりと座り込むと、
脚をぶらぶらさせて、
議員の先生がくるのを待った。





⭐︎つづく⭐︎