Lucky ⭐︎ Man 28 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


今度の風呂は大浴場。

朝まだ早いのか二人っきりだったけど、
部屋風呂とは違う開放感に、
二人っきりで、
たのしんじゃう。



「雅紀。泳ぐなっ!」


「いいじゃん。
誰もいないし、
こんなに広いんだよ?


あっちの方に海見えるのに、
まだこの季節だから泳げないんだよ。


つまらないもん。」




そんなことを言ってみたけど、
本当は、
翔ちゃんを困らせたかった。



だって、
翔ちゃんは、今は俺だけの翔ちゃんだけど、
一歩外に出れば、
Quiz Tormentaの代表で、
YouTubeの有名人で、
テレビにも出ている旬の人。


今は、
そんな翔ちゃんが俺だけを見ててくれる。

それだけで嬉しいんだもん。



「だめ。」


翔ちゃんが、
泳いでる俺を抱きしめる。



「そんな綺麗な裸体。
惜しげもなく見せつけられたら、
俺がもう破裂しそう。


まだ、高校も卒業してないし、
やっと恋人同士になったばかりだから、

清い体で返してやろうと思ったのに。


こんなに煽ったら、
このまんま返したくなくなる。」



ぎゅ。


俺を抱きしめる体は熱い。


「翔ちゃん。」


翔ちゃんの顔を見つめると、


「今は、
誰がくるかもしれないから、
これだけさせて。」




ぎゅぅぅぅ。

俺を裸のまま抱きしめると、
熱い熱いキスを湯船に浸かりながら、
食らわせる。




「翔ちゃん。」


か細い声で翔ちゃんの名前を呼ぶと、



翔ちゃんが意を決したように俺を見つめる。



「俺は、
まだまだお前の人生を
自分の意思で選ばせてやりたいんだ。

お前の人生はやっと始まったばかりだ。

俺が、お前と一緒にいたいからという理由で、
お前を縛りつけるわけにはいかない。

頭ではわかってるけど。

こんなに可愛いと、
もう無理かもしれないな。」


にっこりと笑うと、
ぎゅっ。

また、俺を抱きしめる。



「さ。雅紀。
行くぞ。


今日はお前を連れていきたいところがあるんだ。」



翔ちゃんが、
俺の手を取って湯船を出るよう促した。





⭐︎つづく⭐︎