コロナ禍で新規の道の駅巡りが中断していますので、過去の旅で出会った美しい日本の風景を日本列島の北端から順番に紹介しています。
青森県での景勝地といえば
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう) ははずせないと思います。
“奥入瀬渓流” といえば、紅葉の時期と新緑の時期が最も見ごたえがあると思います。
私が訪れたのは5月の新緑の季節です。
奥入瀬渓流は “十和田湖” から流れ出る清流がいくつもの滝などを経て勢いの激しい流れとなり、変化に富んだ景観を作り出した渓流です。
私たちは下流から十和田湖方面に進みましたので、まずは下流の写真から紹介します。
奥入瀬渓流は十和田湖畔の “子ノ口水門” から、奥入瀬渓流ホテルのある “焼山” までの約14km続いており、渓流沿いに車道と遊歩道があります。
遊歩道の全行程を歩くと4~5時間ほどかかるそうで、途中までバスを使ったがよさそうです。
車の場合、ちゃんとした広い駐車場があるのは “石ケ戸” 付近だけですが、車道のところどころに数台は
停めることのできるスペースがあります。
私たちが最初に車を停めたのは “三乱の流れ” という付近ですが、その次は先程触れた比較的広い駐車場のある “石ケ戸” という場所に停車しました。
ここには大型バスも停まっており、休憩所や売店、トイレなどもあります。
「ケ戸」 というのがこの地方の方言で “小屋” を意味するのですが、「石ケ戸」 はつまり、石でできた小屋ということです。
上の写真の左手に巨大な一枚岩が見えますが、この巨岩の一方がカツラの巨木に支えられ、岩小屋のように見えることから、この場所が “石ケ戸” と呼ばれるようになったものです。
昔この岩屋にお松という美女の盗賊が住んでおり、旅人から金銭を奪っていたという伝説があります。
この付近になるとかなり流れが穏やかです。
下流ほど、流れは激しいということになります。
そして次に車を停めたのは “雲井の滝” という場所です。
“雲井の滝” は高さが20mあり、森林に囲まれた断崖から3段になって流れ落ちます。
渓流沿いにはたくさんの滝がありますが、ここは特に見ごたえのある滝です。
私がこの奥入瀬渓流に行ってから、かなりの年月が経っています。
この記事を書いていて、もう一度行ってみたくなりました。
■最寄りの道の駅
・道の駅奥入瀬