絶景道の駅50選(39):四万十とおわ(高知県) | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

今回は川の絶景がテーマで

道の駅四万十とおわ を紹介します。

 

 

 

■所在地&MAP
 高知県高岡郡四万十町十和川口
 
 
 
■絶景区分
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
  B:道の駅から歩いて絶景に出会える
  C:道の駅の近郊で絶景に出会える
 
■絶景キーワード
 四万十川、日本最後の清流、石の風車(四万十大正)
 
■この道の駅の魅力について
 
“四万十川(しまんとがわ)” は全長が196kmある、四国で最も長い一級河川です。
 
本流に大規模なダムが建設されていないことから “日本最後の清流” と呼ばれ、静岡県の柿田川、岐阜県の長良川と並んで、“日本三大清流” のひとつでもあります。
 
この四万十川流域にある道の駅は、“四万十大正” “四万十とおわ” “虹の森公園まつの” などがありますが、今回は四万十とおわを中心に、この3カ所をまとめて紹介致します。
 
 
 
 
道の駅のすぐ裏手に、ご覧のような四万十川が流れています。
 
周囲を取り囲む緑の山々も含め、いかにも日本の山村らしい美しい景観だと思います。
この清流は、“名水百選”“日本の秘境百選” にも選ばれています。
 
でも、「日本最後の清流」 と呼ばれてはいるものの、科学的な水質検査によると、同じ高知県を流れる、“仁淀川” の方が更にきれいなのだそうです。
 
 
ここに写っている建物は、“shimanto おちゃくり cafe” といって、道の駅本体とは別のカフェで最近新しくできたものです。
雄大な四万十川の流れを眺めながらのコーヒータイムも良いものだと思います。
 
 
さて、次はここより少し上流にある “道の駅四万十大正” です。
 
 
“四万十大正” はさきほどの四万十とおわよりも、更に山奥にあります。
ここもやはり、道の駅の裏手に回ると四万十川が流れています。
 
 
道の駅から階段が続いていて、川べり迄下りてゆくこともできるのです。
 
この道の駅をとりあげた理由は、もうひとつ、珍しい見どころがあるからです。
道の駅から200mほど歩いたところに “轟公園” というのがあり、そこに立っているのがこれです。
 
 
 
巨大な石の風車です。
高さは目測ですが、5m以上あるのではないかと思います。
 
この完全に石でできた風車が、わずかな風しか吹いていないのに、ゆっくり回っているのです。
 
 
羽根の裏側を見てみると、金属の回転軸が取り付けてあります。
ここにベアリングが入っていて、微妙なバランスでわずかな風でも回転するようになっているのです。
 
このような石の風車は、全国的には他にもあるようですが、実に珍しいと思います。
 
 
さて、四万十川の最後は、3カ所のなかで最も下流にある “虹の森公園まつの” です。
 
 
 
ここは正確に言うと、四万十川の支流にあたる “広見川” なのだそうです。
でも、ほんの少し離れた 「四万十市西土佐」 で本流と合流します。
 
この道の駅の特徴は “おさかな館” という水族館が併設され、四万十川に生息する淡水魚を中心として展示されていることです。
 
 
 
魚のオブジェが建てられていますが、これは四万十川に生息する巨大魚 “アカメ” がモチーフです。
そのアカメは、おさかな館の中に、剥製として展示されています。
 
 
このアカメは、全長が112cmあります。
 
「幻の魚」 と書かれていますが、全長が1mを超えるアカメは四万十川でも年に数匹しか捕獲されないほど珍しいのだそうです。
そして清流だからこそ、このような魚も生息できるのです。
 
 
今回は “四万十川” をキーワードに、流域にあって景観の美しい3つの道の駅を紹介しました。
でも、四万十川といえば最も有名なのがこのパンフレットの写真にある “沈下橋” だと思います。
 
沈下橋は大雨や洪水の時でも橋が流されないように欄干を一切なくした橋で、四万十川本流に21か所、支流にも26か所あるそうです。
残念ながら私はまだ実物を見ていないので、機会があれば写真に収めていつか紹介したいと思います。
 
 
どくしゃになってね…