今回は道の駅ではありませんが、
鳥取砂丘 に観光で立ち寄りました。
県境を越えて鳥取県に入ると、ここは中国地方、山陰です。
鳥取砂丘には若い時に一度遊びに来た記憶がありますが、道の駅を回りだしてからは時間に縛られて素通りすることが多く、今回は是が非でも立ち寄ろうと決めていたのです。
駐車場も付近にはたくさんありますが、私は最初に見つけたお土産屋さんの駐車場に停めさせてもらいました。
普通、こういうところの駐車場というと、帰りに何かお土産を買うことを条件に無料駐車させてくれることが多いですが、ここは特にそのような制限もなかったようです。
鳥取砂丘のHPから付近図をお借りしました。
この案内図にある 「砂丘会館」 の付近が正式な砂丘の入り口のようですが、私たちは道路を渡り、もう少し手前から砂丘に入りました。
ご覧のような通路が何カ所かあるようですが、道路から入ると早速さらさらの砂地を歩くことになります。
前回は兵庫県の “山陰海岸ジオパーク” という道の駅でしたが、この鳥取砂丘もそのジオパークの中の一部であり、 “鳥取砂丘エリア” と呼ばれます。
海岸砂丘として日本最大級であり、“山陰海岸国立公園の特別保護地区” 、“国の天然記念物” にも指定されています。
この砂地が南北2.4km、東西16kmにもわたって広がっているのです。
砂漠(砂丘)にはやっぱりらくだが似合いますね。
砂丘の端の方では、ご覧のようにらくだ遊覧を子供たちが楽しんでいました。
ちなみに鳥取砂丘には “ファットバイク” という砂地を走れる自転車や、ハンググライダー、サンドボードなどのアクティビティもあります。
正面に見える小高い丘を ”馬の背” と呼び、その先に海岸があります。
手前はすり鉢状になっていて、最深部は 「オアシス」 といい、地下水が湧出していますが、そこ高低差は90mにもなります。
この膨大な砂地は、元々中国山地の花崗岩質の岩盤が風化し、千代川によって日本海に流された後、潮流と内陸に向かって吹く強風によってこの場所に押し戻されて堆積したものです。
十万年に及ぶ歳月が、この大自然の造形美を創り上げたものです。
たくさんの人々が馬の背に上っています。
この砂地の急斜面は、砂に足を取られてすごく上り難いのです。
大自然が創りあげた壮大な砂丘の中で蟻のように見える人々、じっと見てると不思議な感覚に捕らわれるものです。