近畿&山陰の旅レポートの途中ですが、山口県に新規にオープンした
道の駅センザキッチン に行ってきました。
“道の駅センザキッチン” がグランドオープンしたのは4月20日(金)です。
場所は山口県で我が家からは日帰り圏内なので、その翌日、21日(土)に早速行ってきました。
でも、せっかく山口方面に行くのだから、途中、下関インターで下りて、“唐戸市場” に寄り道をしたので、まずはその紹介です。
“唐戸市場” は関門海峡に面した位置にあり、特にフグの水揚げで全国的に名前が知られていますが、毎週祝日と週末には “活きいき馬関街” というイベントが開催されるのです。
朝の9時50分に到着したというのに、既にこの賑わいです。
右側の建物が唐戸市場ですが、そこで買った寿司や海鮮丼などを皆さんこの海に面した公園で食べておられるのです。
さすがに下関だけあって、こんなモニュメントが・・・・!
これは、フグのセリの様子です。
市場の中はご覧のような様子です。
イベントの開催される週末に来るのは初めてでしたが、それぞれの店舗の前にはあらゆる食材が乗ったお寿司がずらりと並んでいます。
パックを貰って、好きなお寿司を入れ、市場内に作られている椅子、テーブルや、あるいは先ほどの外の公園などで頂くのです。
私たちの目的はここでの食事ではなく、今晩お酒と一緒に味わう為のフグ刺しです。
以前にも買ったことのあるお店でフグ刺しを買い、他にフグの唐揚げなどの食材を買い求め、再び高速に乗って、本来の目的地であるセンザキッチンに向かいました。
道の駅の所在地は “山口県長門市仙崎” で、『青海島(おうみしま)』 という山口県を代表する観光地のそばにあります。
今回新たに道の駅がオープンしたこの場所に、その青海島を周遊する観光船の乗り場があることから、私が道の駅巡りを始めるずっと昔から何度もここへは来たことがあります。
以前ここには鮮魚や海産物を売る個人のお店がずらりと並んでおり、近くのスーパーでは見かけないような、分厚くてでっかいアジの開きなどを買って帰っていたものです。
この日はグランドオープンの翌日で、土曜日です。
到着したのは11時50分でしたが、予想通り駐車場は満杯!
場内整理のガードマンの誘導で少し離れた臨時駐車場に向かいましたが、そこもほとんど塞がっており、運よく1台空いた場所に停めることができました。
道の駅は、大きく分けて2つの棟で構成されています。
この写真は “キッチン棟” といって、以前は確か駐車場の一部だったと思いますが、そこにあらたに新築され、昨年(2017年)10月にオープンしました。
そしてもう一つが “ダイニング棟” といいますが、以前海産物の個人商店や食堂、それに特産品販売所などがあった建物が建て代わり、新しい姿になって道の駅としてグランドオープンとなったものです。
この写真が “ダイニング棟” で、右端に “観光船乗場” があります。
観光船乗場だけは以前のままで、あとは全部建て替わったのだと思います。
全体の配置図を、センザキッチンのHPからお借りしました。
ダイニング棟の左端、配置図の⑯にあるのが、“長門おもちゃ美術館” です。
その建物も、とってもユニークです。
長門産木材で作られた外観だけでなく、館内は杉の木フローリングの上に様々なおもちゃが並び、ボランティアのおもちゃ学芸員の指導のもと、幼児から大人までが楽しめるようになっています。
ダイニング棟は、レストランなどの飲食店が6店舗入っています。
その一角に “観光案内所” があり、道の駅スタンプなどはここに置いてありました。
この観光案内所にはご覧の様にレンタル自転車も並んでいます。
ここ仙崎は、童謡詩人 『金子みすゞ』 の出身地であり、その生家は “金子みすゞ記念館” となり、仙崎駅から北に約1km伸びる通りは昔ながらの風情が残り、“みすゞ通り” と名付けられています。
それ以外にも青海島などいろんな観光スポットを巡るのに、このレンタル自転車は便利です。
ちなみに、金子みすゞの詩は 「こだまでしょうか」 を始め、東日本大震災の時になんども繰り返し放映され、すっかり有名になりましたね。
ダイニング棟とキッチン棟の間にはご覧のように露天も出て、随分と賑やかです。
キッチン棟には、メインの農水産物直売所を始め、“仙崎本丸” というレストランや “グリルハウス” というバーベキューのお店などもあります。
仙崎といえば、昔から蒲鉾や竹輪などの練り物、そしてお魚の干し物なども有名です。
この直売所には、それら魅力的な食べ物が所狭しと並んでいます。
道の駅の裏側に出てみるとそこは海が広がっています。
ここは “シーサイドデッキ” といいます。
海上保安庁の巡視船も停泊していますね。
この正面にある、半蒲鉾型の建物は “海辺のパン屋” というベーカリーです。
10年以上前にここへ遊びに来ていた頃は、個人商店のおばさんたちと値引き交渉をするのが楽しく、「九州からわざわざ買いに来た!」 というと感激してくれて、竹輪や蒲鉾をおまけにくれたものです。
そのような昔ながらの雰囲気はなくなったけど、誰でもが楽しみ、観光客も満足できる素晴らしい道の駅に生まれ変わったものだと思います。
さて、1時間ほど滞在しましたが、折角ここまできたので、もう1か所訪れたい道の駅があり、これから 「道の駅阿武町」 へ向かいます。