東北のもう一度行きたい道の駅!“ばんだい” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。



[東北ブロック]
東北ブロックからは11カ所を選びました。
県ごとに順番に報告しますが、今回はその第11か所目、東北の最終回です。



[選定の基準]
全国を道の駅の管轄によって9のブロックに分け、それぞれ10か所+αで、全国100カ所を選びました。
選定の基準は、7項目でそれぞれ5点満点の評価を行い、
満点評価の多い道の駅、あるいは合計点数の上位から選びました。

[あくまで個人の勝手な評価です]
これは、あくまでも私個人の主観的な感想です。
訪問した曜日、時間帯、その日のお天気によっても道の駅の印象は大きく違ってくるものです。
更に私自身の好みでも印象が左右されますから、選考には不公平があり、
あくまでも参考意見であることをあらかじめご了承下さい。

■道の駅名称:
 道の駅ばんだい
■都道府県:
 福島県
■所在地:
 耶麻郡磐梯町磐梯十王堂38
■訪問日(記事掲載時)
 2012-09-28
■評価(あくまで主観的意見です)
 

 ①買い物を楽しめる  ★★★★★
 ②グルメを楽しめる  ★★★★★
 ③温泉を楽しめる  
 ④景色を楽しめる  ★★★★★
 ⑤家族で楽しめる  ★★★★★
 ⑥トイレがきれい  ★★★★★
 ⑦何らかの特徴がある  ★★★★★

  
■道の駅の特徴
 ・磐梯山の雄姿が目の前
 ・磐梯山、裏磐梯、五色沼、猪苗代湖など観光地への拠点
 ・「磐梯山ゴールドライン」をはじめとする多彩なドライブコース
 ・福島の土産がなんでも揃う売り場の充実
 


------------------
■訪問レポート①:道の駅
------------------


福島県南部の道の駅巡りから、一気に猪苗代湖付近まで北上し
道の駅ばんだい へやってきました。





上の地図の、⑦から⑧までずいぶん離れているのがわかりますね。
距離で79km、1時間50分もかかりました。

ここから宿泊のホテルまでは30分ほどですから、万一間に合わなければ明日朝にしようと思っていましたが、17時には到着することができました。





この周辺地図の中央が、日本百名山のひとつである “磐梯山” です。
一番下に “猪苗代湖” があります。

道の駅ばんだいが左下、そして本日宿泊するホテルが右下にあります。
磐梯山を挟んで北側を “裏磐梯” といい、ここには “桧原湖” “小野川湖” “秋元湖” があり、有名な観光スポットでる “五色沼” もここにあります。

この付近は、明日回る予定で、今回私が一番楽しみにしてきた地域です。







17時を過ぎるとさすがに日は傾いています。
その傾いた陽射しがちょうど道の駅の建物に当たって、赤く染まっていました。







ご覧の通り、道の駅の向こうに堂々と聳えるのが標高1816mの活火山 “磐梯山” で、“会津富士” とか “会津磐梯山” などとも呼ばれます。

磐梯山の南側が “表磐梯” 北側が “裏磐梯” ですが、この表磐梯からは整った山容であるのに対し、裏磐梯からは、山体崩壊の跡が見える荒々しい姿になります。

「会津磐梯山は~、宝の~山よう~」 の唄の通り、地元には観光資源を始め様々な恩恵をもたらしてくれています。







道の駅全体はかなりでっかくて、駐車場のぎりぎり端まで行って、ようやく全体の写真が撮れました。





道の駅の配置図がこれです。

右手が “活性化センター” で、左側が “物産館” になっており、物産館にはレストラン、土産物コーナー、コンビニなどがあります。







中央の “エントランスホール” から入ると、そこはかなりの広さの休憩所になっていました。
夕方の時間ですから、ここにはあまり人影がありません。









この売り場はさすがに広くて、まさに観光地の土産物センターのイメージです。
あらゆる土産ものがここで買えます。

明日の最後にもう一度ここに来て、今回の土産は全部ここで揃えてしまおう、と言っていたのですが、結局は時間切れで再び立ち寄ることはできませんでした。





一番奥には食事処がありました。

高速のインターにも近く、何より磐梯山が目の前に聳える絶景もあって、私のお気に入りの一つになりました。



さて、本日の8カ所の道の駅を回り終え、これから今夜の宿泊地に向かいます。






------------------
■訪問レポート②:五色沼
------------------


さて、裏磐梯を代表する観光スポットといえば
“五色沼” だと思います。





先程道の駅裏磐梯、桧原湖遊覧船乗り場、と辿ってきましたが五色沼はこの地図の赤で囲んだ位置にあります。
五色沼の部分を更に拡大するとこのようになります。





“五色沼” は以前にも触れましたように、明治21年の磐梯山の水蒸気爆発によって山体崩壊が起こり、その岩屑なだれで川が堰きとめられてできたものです。


堰きとめられてできた湖沼は全部で300余りですが、五色沼周辺には数十があり、その内の9つ程の沼を結ぶ “五色沼自然探勝路” が整備されています。

この五色沼は 「遠藤現夢」 という人物が、、山体崩壊の土砂・岩によって荒れた地域を再生させようと私財を叩いて植林を始め、やがて探勝路が整備されて福島を代表する観光地に発展したものです。





五色沼の探勝は通常、地図の東側(右端)にある “五色沼入口” の無料駐車場に車を停め、70分ほどをかけて西側(左端) “裏磐梯高原駅” まで歩き、そこからバスで五色沼入口の駐車場に戻ります。

私たちは駐車場に車を停め、バスの時間を調べてみると1時間に1本か2本、ちょっと時間が厳しいので半分の位置から引き返すことにしました。

駐車場には、この写真にある “裏磐梯ビジターセンター” があります。





ここの案内所で探勝路の歩き方をざっくりと教えて貰ってから出発です。





ビジターセンターの裏をしばらく歩くと、このハイキングコース入口に到着しました。
最初からここに車を停めればもっと早かったことになります。







ここには、こんな看板が!!(((゜д゜;)))





土産物屋を通り抜けると、そこには “五色沼展望台” があります。
ここが一つ目の “毘沙門沼” です。








毘沙門沼は9つの沼の中で最大の大きさで、ボートが浮かんでおり、鯉が泳いでいます。
ここには、ハート形の模様のある鯉がいるそうなんですが、発見できませんでした。





磐梯山は南側の “表磐梯” からはきれいな富士山の形をしていますが、北側 “裏磐梯” からはご覧のように山体崩壊により、荒々しい姿を見せます。

ここから探勝路がスタートしますが、さっそく岩だらけの歩きにくい山道に差し掛かります。
“毘沙門沼” が大きいのでしばらくはずっと毘沙門沼の淵を歩きます。

再びこんな看板が!





まあ、たくさん人が歩いていますから、こんな時にクマさんも遠慮して出てこないでしょう。(;^_^A


ところで皆さんは、“湖”“沼”“池” の違いはわかりますか?
国土地理院による区別は、ざっとこんなものです。

【湖】 約5m以上の水深で、岸には植物がはえていますが、中央の深いところには植物がないもの

【沼】 湖より浅く(5m未満程度)深いところにも植物がはえているもの

【池】 地面にできたくぼみに水のたまったところ。普通、湖沼より小さいもの。人工的に作られたもの


ただ、人工的に作られたダム湖などは “湖” と普通呼ばれますから一概には言えませんね。


一説によると、カッパの棲んでいるのが “沼” で、棲んでいないのが “池” ともいわれていますけど!(笑)







毘沙門沼の第二展望所です。
ずいぶん歩いたのに、まだ毘沙門沼か、とちょっとがっかり!







そしてようやく2番目の “赤沼” に到着!
でも、別に赤くはないぞ!(笑)

赤沼は夏は青緑色、冬や春先にかけては抹茶色と、季節によって色が変わるのだそうです。
強酸性の水質の為植物の根元に鉄分が付着し、沼の淵が赤く見えるのが名前の由来といわれています。





この探勝路は結構上り下りのある山道で、所によっては大きな岩がごろごろしていて歩きにくいものです。
そこを、小学生らしい集団が走って追い越して行きました。

早い者、遅い者がいるらしく、しばらくその流れは続いたのですが、先頭集団らしい折り返してきた小学生が私たちに、「頑張って下さい!この先にすごく景色のいいところがありますよ!」 と声を掛けてくれました。

小学生に励まされてちょっと驚いたのですが(笑)、その先には “深泥沼(みどろぬま)” がありました。







小学生が言ったとおり、それは美しいと思いました。

“深泥沼” は沼の西側と東側で水質が異なる為に、場所によって水の色や透明度が違うのだそうです。
手前が濁っていて奥に行くに従って徐々に水が澄んでくるので、このようなグラデーションになります。

浅いところに生えている植物の色がそれぞれ違って美しさを引き立てています。


ここが探勝路のほぼ半分の距離になります。
私たちは更に5分ほどの水場まで行って、そこから引き返すことにしました。





参考までに、残りの沼を紹介しておきましょう。

“弁天沼” 毘沙門沼に次いで大きな沼で、水際を背の高い水草がぐるりと囲んでいます。

“るり沼” 水底を覆っている苔が日光を反射するので、時間帯によって微妙に色が変わる。

“青沼” 深い青色が特徴。水質がカルシウムと硫酸イオンを含んでいて、水に浸かった植物が漂泊されている。

“柳沼” 透明な水なので周りの緑がそのまま映りこんでいる。


機会があれば、もう一度全部を歩いてみたいものです。





そして出発点に戻ったら、当然これです!

これは “五色沼ソフト” といって、五色沼の微妙な色を再現しているらしい!

でも、お味は嫁が注文した普通のバニラソフトの方が美味しかったような!?



ここから宿泊地の “ホテルリステル猪苗代” までは一般道を走れば早いのですが、私たちは遠回りして “磐梯山ゴールドライン” を走りました。

無料開放されているので、料金所はありますが無人です。









こうして4日目が終わり、いよいよ明日は最終日になりました。





応援クリックお願いね!

ペタしてね

読者登録してね