東北のもう一度行きたい道の駅!“雫石あねっこ” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。



[東北ブロック]
東北ブロックからは11カ所を選びました。
県ごとに順番に報告しますが、今回はその第7か所目です。



[選定の基準]
全国を道の駅の管轄によって9のブロックに分け、それぞれ10か所+αで、全国100カ所を選びました。
選定の基準は、7項目でそれぞれ5点満点の評価を行い、
満点評価の多い道の駅、あるいは合計点数の上位から選びました。

[あくまで個人の勝手な評価です]
これは、あくまでも私個人の主観的な感想です。
訪問した曜日、時間帯、その日のお天気によっても道の駅の印象は大きく違ってくるものです。
更に私自身の好みでも印象が左右されますから、選考には不公平があり、
あくまでも参考意見であることをあらかじめご了承下さい。

■道の駅名称:
 道の駅雫石あねっこ(しずくいし)
■都道府県:
 岩手県
■所在地:
 岩手郡雫石町橋場坂本118番地10
■訪問日(記事掲載時)
 2012-05-31
■評価(あくまで主観的意見です)
 

 ①買い物を楽しめる  ★★★★★
 ②グルメを楽しめる  ★★★★★
 ③温泉を楽しめる  ★★★★★
 ④景色を楽しめる  ★★★★★
 ⑤家族で楽しめる  ★★★★★
 ⑥トイレがきれい  ★★★★★
 ⑦何らかの特徴がある  ★★★★★

  
■道の駅の特徴
 ・雫石スキー場や小岩井農場に近いロケーション
 ・日帰り温泉施設 “橋場温泉 はしばの湯”
 ・物産館や食事処も充実し、全体の施設が大きい
 ・仮眠のできる広い休憩所には、熱いお茶が飲める設備もあり
 ・そば打ち体験道場や、ハーブ園もあり
 


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■訪問レポート①道の駅
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2日目の最終目的地は
道の駅雫石あねっこ です。






盛岡市内の渋滞や途中の給油などもあって、ここへは1時間20分ほどかかりました。


“雫石(しずくいし)” は秋田県との県境に近いのですが、かつて世界アルペンも開催された“雫石スキー場” や 日本最大規模の民間農場である “小岩井農場” などで有名ですね。

雫石は京美人の系統を汲む美人の里として知られており、この地方では美しく賢い娘を “あねっこ” と呼びます。
“雫石あねっこ” はそこから名付けられています。




道の駅の建物は雫石の風土資産や伝統に基づいてデザインされているそうで、各施設が回廊で繋がっています。






全体の配置はこのようになっていますが、もう少し分かり易い略図をホームページからお借りしてきました。



(道の駅雫石HPより借用)

なるほど、この方が見易いですね。



まず向かって一番左にあるのが温泉保養施設 “橋場温泉 はしばの湯” ですが 「雫石町地域交流拠点施設」 という堅苦しい名前がついています。

温泉はどろ~っとしたうぐいす色のアルカリ泉で、肌がしっとり、つるつるになるそうで、これが美人の里を産んだ理由ではないかと言われています。



その隣、つまりまん中が 「雫石町綜合交流ターミナル」 で、ここは “お食事処あねっこ茶屋” や、“産直しずくいし” “物産しずくいし” などが入っています。





この時間、17時半を過ぎています。
18時閉店なのでもう片付けの準備をされているようでした。


そして、一番右端が24時間オープンの 「道路休憩所」 です。





この休憩所にスタンプもあって、ちょうど高速道路のパーキングのように紙コップで熱いお茶が飲めるようになっています。
お茶をすすりながら少しゆっくりしていると、居合わせた60代後半かな、と思えるおじさんが話しかけてきました。

最初は地元の方だと思って話していたのですが、住まいは福島県の郡山とのこと。

震災は大丈夫でしたか?、と尋ねたところ ・・・・・
  「全壊だよ!」 とあっさりと一言!( ̄□ ̄;)!!ガーン!

内陸だから津浪の被害はなかったそうですが、地震で母屋の一部を残して潰れたのだそうです。

 「俺はあのキャンピングカーでいつも遊んで回っているから、その時は九州にいたんだ」
 「サウナでテレビ見てたら岩手が津浪って言うだろ!その次に宮城が出て、福島まで大災害だって言うんで、慌てて家に電話したんだ!」


おじさんが指さした先にはそのキャンピングカーが停まっていました。




結局24時間電話は通じず、家族からメールで潰れた家の写真が送ってきたのだそうです。

 「数日後に電話連絡が取れたら、こちらはガソリンも無いし、原発で大騒ぎになっているからしばらく帰って来るな、って言うんだよ!」

話し好きの実に面白いおじさんで、これから更に北上して北海道に渡るから、今度家に戻るのは9月くらいかな~なんて、とても自宅が全壊したとは思えない呑気な話をされていました。



さて18時前になったので話を打ち切り、ホテルへ向かいました。
今夜の宿泊先は雫石スキー場や雫石ゴルフ場のある、“雫石プリンスホテル” です。


道の駅をでてすぐの直線道路で、かなり先の道路脇に停車している車に違和感を感じ、反射的にブレーキを踏みました。
私はいつも、自分の車のレーダー探知機を旅先にも持参してレンタカーに取り付けています。

その停車している車の横をすり抜ける瞬間、ステルスの警告がけたたましく鳴り響きました。
パトカーのステルスはレーダー探知機が反応した時はもう手遅れなので、速度を落としていなければ危なかったかもしれません。





雫石プリンスホテルは名門だけあって、建物や施設は立派です。
でも、ここではソフトバンクのモバイルルーターは電波が届かす、ホテルにもネット環境が無くてブログのチェックができませんでした。

スキーシーズンなどは黙っていてもお客が来るからでしょうか、あるいは名門の驕りでしょうか、今まで泊ったいろんなホテルに較べると、対応や気配りの細かな点にちょっと不満が残りました。






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■訪問レポート②小岩井農場
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3日目になりました。そして今日から6月です。

今日の予定は道の駅8か所ですが、少しばかり時間に余裕がありそうなので
小岩井農場 の観光に、まず行ってみることにしました。





宿泊している “雫石プリンスホテル” からは距離にして10km、わずか15分で行けます。





プリンスホテルと小岩井農場、それに昨日行った雫石あねっこの位置関係はこの通りです。


ここは9時のオープンなのですが、いつもと同じ時間にホテルを出たので8時25分には到着してしまいました。
広い駐車場には、私たちの車を含めまだ数台しか停まっていません。





まだどこも閉まっていて従業員さんたちだけが出入りしているので、少し周辺を散策することにしました。

車を置いて少し戻ると “上丸牛舎” があります。







樹の間から覗きこむと、たくさんの乳牛がのんびりと寝そべったり、優雅に草を食んだりしていました。



“小岩井農場” は1891年(明治24年)の創業で、日本最大規模の民間農場です。

創業者は、“小野義眞”(日本鉄道会社副社長)、“岩崎彌之助”(三菱社社長)、“井上勝”(鉄道庁長官)の3名で、その頭文字をとって “小岩井” と名付けられました。

火山灰土の不毛の原野だったところを土壌を改良し、1本1本樹を植えるところから始め、今では総面積がJR山手線内側の約半分の広さにまで拡大し、牛だけでも2000頭を育てています。


その広大な小岩井農場の中で私たち観光客が立ち入るのは “まきば園” と呼ばれる場所です。





これがそのまきば園ですが、小さくて分かりませんね。


さて、9時を過ぎ、大勢のお客がやってきました。
この日は、大半が小学生、幼稚園児、そして中学生らしい団体が次々に大型バスで到着します。





先程がらんとしていた入口も賑やかになってきました。

入場券を買ってゲートを入ると正面は広々とした芝生になっていて、その周りに建物などの施設があります。

まずは広場の周囲をぐるっと1周したのでその写真をご覧ください。





正面に見えるのが “岩手山”(2038m)です。







この建物は “山麓館” というレストラン・売店なのですが、まだ閉まっていました。







この付近は、“ウール工房” “バーベキューレストラン” “ミルク館” といった施設が並んでいます。





草原には牧場でおなじみの “干し草ロール” がありますが、子供たちが自由に落書きができるようになっていました。





これは昔の農機具でしょうね。
1世紀以上前からこんなものが活躍していたことになります。







奥に見える建物が “小岩井農場資料館” で、左手の菜の花畑は “迷路” が作られています。


更に進むと “あそびの広場” です。







特に気になったのが “アルマジロボール” (左側) と “水上ハムスター”(右側) です。


誰か乗ったところを写真に撮りたいな~としばらく待ってましたが誰も来ず!
自分で乗る勇気は無いのです。(汗)






広場では先生の号令で、小学生が一気に駆けています。







とりあえず1周して入口付近に戻ってきました。







お客さんは更に増えていました。

入口付近にある “ジェラートショップ” でソフトクリームを買って、中学生の団体に交じっていただきました。
ミルクの味が濃厚で、さすが本場の味だな、と感心しました。



10時になったので、つかの間の観光を終了し、今日の最初の道の駅へ向かうことにします。


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