👼側


私とあづがこんなに仲良くなったのは去年の12月にあった18周年特別公演だったのだろうか…


あづが、「カラコンウインク」で始めて選抜メンバーに当選したとき、ゆななと二人で18期生から初めて選ばれたのである。

その当時、私はまだ研究生のままだったが、初選抜に選ばれたときは、私も二人と同じように、驚きが隠せなかった。


そして、月日は流れてとある日、柏木さん卒業シングルの撮影日となった日、私達は某廃墟のある場所にて撮影をした。

そして、ゆななとあづに私は勇気を持って話しかけた。


あい「二人とも、初めての選抜の撮影だけど、緊張してる?」

ゆな・あづ「すごく緊張しています〜。」


多分この声からにして二人は緊張していたのかもしれないけど、特に、あづはさらに緊張していたのだろう。なので、私があづに、

あい「八木ちゃん、私も最初選ばれたときはかなりびっくりして、そのときは私一人だけだったんだけど、その次からは、同期も初選抜にいたから、こういうぬくもりがあるんだ。

だから、あづもゆなちゃんとともに頑張っていこう?そしたら、自分はこういう機会があるから頑張らないとな。って、考えたら撮影も乗り切れるよ。」

とアドバイスしたらあづは泣きながら

あづ「ありがとうございます〜グスン」

と言いながら私の胸に抱きついた。

なんだろう…不思議な気持ちになってしまったなと思いつつ、2日間の撮影を乗り切ったのである。


そして、二作連続で選ばれたときには私も子どものように無邪気に喜んだ。

あづ「やっとあづの頑張りがこれで結果になったんですかね?」

と聞かれたから私は、

あい「う〜ん、そうじゃない?」

と塩対応したら、ひど〜い〜!と言われちゃったけど(笑)


そして、頑張りは選抜だけじゃなく、わたしたちのホームグラウンド、劇場公演でもその姿があった。


この日も、レッスン場にてあづか残って自主練していた。

私は、頑張っているあづにジュースの差し入れをした。


あい「はい、お疲れ様。あづのためにミルクティーを買っておいたから飲んでね♡」

あづ「え…あいりさん…ありがとうございます💟ひゃ〜嬉しい〜😋」

と大喜びしてくれたからとても嬉しかった。


そして、気づけば17期と18期のみんなとの運動会や、コンサート、劇場、MV撮影を経て、ついに、私とあづで待望の仙台でPRをするお仕事を、できることになった。


あづ「いやぁ〜まさかあいりさんと念願のお仕事がてきてあづは嬉しいです!しかも仙台なんて!ワクワクが止まりませんよ!」

あい「そうだね!わたしたちも頑張ろうね!」

あづ「はい!」


といったあと、私しばらく寝ますね〜といってからそのまま寝てしまった。

以外にも、こんなあづの寝顔が可愛いだなんて、このときはまだ思っていなかったけど、仙台についたときには、あづもう元気100倍になり、私も沢山あづと色んなところに回り、挨拶をした。

そして、ホテルで一緒にいたとき、急にあづから話しかけられた。


あづ「あいりさん今日はたくさん回って、挨拶しましたね。」

あい「そうだね。」

あづ「私、思ったんです。あいりさんとこの一年ほど一緒に活動できて。」

あい「え?」

あづ「私、あいりさんと一緒に今回お仕事できたのも嬉しかったですし、そして何より、私がこれだけ成長できたのも全てあいりさんのおかげです。」

あい「…」

あづ「最初、あいりさん含め17期さんの先輩方とはかなりバチバチなところはあったんですけど、17期さんと、私達18期生、そして、19期ちゃんたちと今のAKBを作っていかないと、守っていかないとなと最近気づくようになったんですよ。」

あい「…グスッ」

あづ「だから私、これからも、あいりさんや、先輩方、同期のみんなと19期ちゃん全員でAKBを引っ張っていきたいですし、これからもっと、あいりさんと一緒にお仕事をしたいです。だから、これからもお互いに頑張っていきましょう?

そして、あいりさんもたまには私達後輩にも甘えてもいいですからね。」

あい「あづちゃん…ウワーン😭」


その日、あづの言葉で思わず泣いてしまったけど、この言葉を胸に、明日からもお仕事を頑張ろうと思うし、そして、また大好きなあづちゃんと一緒にお仕事できたらなって密かに思っているのはあづには内緒だけどね。(笑)

これからもAKB48にかけて、あづの隣にいることをかけて、頑張っていこうと思う。



初めて第一作を書いたのですが、クソ長くなってしまい申し訳ないです。

最初は、あいちゃんとあづちゃんを主人公にした小説で作りました柄馴れ初めから今までを想像しながら作ったのですが、最初からいきなり盛り込みすぎたなと思い返せば反省しています。

次作は、選抜最年長のあの二人について書こうと思います。