公園の石段
芳しい香りが凪がれる
季節外れのドウダンツツジか
朱の紅灯台躑躅
深呼吸すると心が潤い
刺激が愁色を覆う
段上の草むら
どんぐりの木を想い出した
外灯の明かりに数本を仰いだ
違ったのかと、哀愁に囚われる
兄弟が仲良くいた
まだ少し早かったようだ
マッチの先ほどの愛らしい実
歓喜が不安を掻き消す
帰り道は木製の橋上で
甘い美味しそうな匂いがした
近くのパン屋と喫茶店からか
元は、補修した板の香り
確認を促され、顔を近づけた
バニラビーンズ
カスタードが快く誘う
陽の下で、自分が昆虫と並んで
嗅いでいる姿が思い浮かび
何だか愉しい
発見に心が弾んだ
& Peace
