1990年代に週間少年ジャンプで連載されていた木多康昭先生の作品。当時はすごいよ!マサルさんと人気を2分するギャグ漫画だった。


高校入学とともに野球部へ入部した塩田と奈良だが、野球を全くやらず高校生活を謳歌することになる、、、


くらいのあらすじ。

基本的にギャグ漫画なのでキャラクター設定くらいしかない。


塩田が主人公だが、おっぱい星人であり、異常なまでに喧嘩が強いという設定で、鉄人(てつひと)という名前から「鉄人(てつじん)」と呼ばれ、ヤンキー連中に恐れられている。


一方奈良は子供が想像する変態要素を集約したようなキャラクターで、バイセクシュアルかつロリコンという性癖を持つ。またいい大人でありながら変態を集結した総会の元締めとして活動している。酔うと喧嘩が強くなるというおかしな点があるが、まだ高校生である。


中高生に受けるような下ネタギャグが満載であり、私も「さきっちょ黒マティ」には抱腹絶倒した覚えがある。

色々な漫画のパロディネタを盛り込んでいたため裁判になった、ということで作者が法定に立つ、という回まであったが、事実かどうかはわからない。ジャンプ漫画にはパロディは結構あったと思う。そういえば奈良主催の変態総会に「花さか天使テンテンくん」の作者が参加していた描写があった。


彼らが野球部へ入部した理由は「バスケ部に入りたいがジャンプにはスラムダンクがある」という理由である。全体を通して野球をやった回は驚くほど少ない。


今読み直してもかなり楽しめる作品だと思いますが、いかんせん下品なので読む人を選ぶと思います