いよいよ173年振りの金環日食が近づいてきましたが


その関連ニュースを目集めてみました




めがね捨てないで…金環日食後の天体ショーとは


太陽が月に隠れてリング状に輝く今月21日朝の金環日食。観察には専用の日食めがねが必須だが、国立天文台は「観察し終わっても日食めがねは捨てないで」と呼びかけている。金星が太陽の前を横切る珍しい天体現象「金星の太陽面通過」が6月6日、日本各地で観察できるからだ。前回の2004年6月から8年ぶりだが、次回は105年後にならないと見られない。

 この現象は、太陽と金星、地球がこの順で一直線に並んだときに起こる。東京では6月6日午前7時10分ごろ、太陽面の左上に「ほくろ」のような金星が見え始め、斜め右下に向かって少しずつ移動。約6時間半後の午後1時47分ごろに太陽面から出る。他の地域でもほぼ同じ時間帯に観察できる。

(2012年5月16日15時01分 読売新聞




日食県内は最大88%

21日午前7時32分頃
 太陽の中心部が月に隠れ、縁が黄金の指輪状に輝く「金環日食」が21日、日本の陸地では25年ぶりに見られる。観察できるのは九州南部、四国、紀伊半島、関東付近などを通る「中心食帯」と呼ばれる帯状の地域のみだが、県内では9割近くが欠ける部分日食が見られ、坂井市春江町のエンゼルランドふくいでは同日午前7時から観察会を開く。次に日本で金環日食が観察できるのは18年後という。

 日食は地球、月、太陽の順に一直線に並ぶときに起こる。月と地球は、楕円(だえん)を描いて公転しているため、それぞれの距離が変化し、月で太陽がすべて隠れる「皆既日食」や、月から太陽の縁がはみ出る「金環日食」となる。

 国立天文台によると、県内では午前6時18~20分に日食が始まる。同7時32分前後にピークを迎え、敦賀市などでは太陽が最大88%欠ける。同8時58分頃までに終わるという。

 観察には、専用グラスや遮光板を準備しなければならない。太陽の光と熱は強いため、色つき下敷き、フィルム、すすを付けたガラス、サングラスを通しても目を痛める。さらに通学時間帯であり、子どもたちが空を見上げて歩くことが予想されるため、各市町教委が安全確保について各学校に注意を促している。

 エンゼルランドふくいの観察会は同6時50分までに集合し、参加は無料。観察時間は約2時間。雨天の場合は中止。

(2012年5月14日 読売新聞)



金環日食正しく見よう 直視で障害・失明の恐れ

県内では173年ぶりとなる金環日食が21日に迫る中、発生時間が平日で児童・生徒の登校時間に重なるため、子どもたちが太陽を直視して目を痛めることが懸念されている。市町村教委などは注意を呼びかけているほか、登校時間を変更する学校も出てきている。

 県内で日食が観測できるのは21日午前6時20分頃から約2時間40分で、このうち金環になるのは7時33分頃から3~4分程度。日本天文協議会や日本眼科学会などによると、不適切な方法で観察すると「日食網膜症」と呼ばれる目の障害が生じる恐れがある。太陽が最も隠れる金環のピーク状態でも直視は危険だという。

 県立ぐんま天文台(高山村)は、やってはいけない観察方法として、〈1〉まぶしいと感じなくても直視は危険〈2〉双眼鏡や望遠鏡で太陽をのぞくと一瞬で失明し、日食グラスを通して見てもグラスに穴が空く〈3〉サングラスや黒い下敷き、ススを付けたガラスなども効果はない――などと指摘。日食観察用のグラスを使うか、太陽を反射や投影した像を観察するよう訴えている。

 同天文台が参加を呼びかけている「群馬県一斉 日食観測ネットワーク」は、こうした事態を防ぐことも目的だ。観察イベントとして児童・生徒らが集まり、教職員立ち会いの下で安全に観察してもらおうという狙いで、すでに3万2000人以上が参加を予定し、教職員らへの研修会も開いている。

 県教委は、文部科学省が都道府県教委に出した注意事項を、3月14日付で市町村に通知したほか、校長会などで注意喚起しているが、具体的な指導は市町村に委ねている。日食がリング状に見える境目にある沼田市では、小学校13校のうち3校がネットワークに参加。9校は登校時間を早め(希望者のみの学校も含む)、1校が遅らせる予定で、早めた学校は観察会を開くなどするという。

 同天文台は「子どもたちに安全な観察方法を伝えて、観察中に交通事故などにも遭わないよう指導していただきたい」と話しており、当日は同天文台や、向井千秋記念子ども科学館(館林市)で観察会が開かれる。

(2012年5月12日 読売新聞)


21日金環日食

学習・観察会目白押し

日食の観察用グッズなどが並ぶさじアストロパークの販売コーナー(鳥取市佐治町で)


 太陽が月に隠れ、リング状に見える「金環日食」が、国内で25年ぶりに観測できる21日を前に、県内でも盛り上がりを見せつつある。県では金環日食そのものを見ることはできないが、太陽の約90%が欠ける大規模な部分日食を125年ぶりに楽しめる可能性があり、公的施設などは次々と学習会や観察会を企画。量販店でも観察用のグッズが人気を集めるなど、目前に迫った天文ショーへ関心が高まっている。(家城健太)

金環日食は太陽の手前を月が通る際、太陽の中央部分が月に隠れ、リング状に見える現象。天候がよければ、九州南部から関東にかけての幅約200キロの地域で、午前7時半頃に観測できる。県はこのエリアに入らないが、各地で太陽が細い三日月状となる部分日食が見られる。

 鳥取市の天文学習施設「さじアストロパーク」によると、同6時18分から太陽が月に隠れ始め、7時半頃に最も大きく欠け、8時54分頃には元に戻る。観察は東方向に空が開けた場所を探すのがポイントという。

 ただ、観察には注意が必要だ。太陽の大部分が隠れるとはいえ、光は強烈で、「紫外線や赤外線は網膜や角膜を痛める可能性がある。市販のサングラスではなく、専用のメガネなどを利用し、休みながら観察を」と同パーク主任の相本実さん(47)。施設では19、20日に紙コップや専用フィルターでメガネを手作りするイベントを開くほか、館内でも関連書籍などとともに、メガネの販売を始めている。

 電器店などでも観察用グッズは手に入り、鳥取市安長のデオデオ新鳥取本店では、専用メガネの特設コーナーを設置。8種類ほどを500~1500円程度で販売している。同店によると4月頃から買い求める客の姿が目立ち始め、「21日を前に追加で発注する頻度も高くなっている」という。

 関連企画は各地で目白押し。鳥取砂丘や県立博物館(鳥取市)前などで当日、観察会が行われるほか、県立図書館(同)は子供たちに月や太陽、日食について知ってもらおうと、5月上旬から関連書籍約30冊を集めたコーナーを設置。貸し出し冊数も増えており、注目も集まりつつある。

 県で今後、金環日食を観察できるのは2095年11月27日とされ、今回と同様の大規模な部分日食を見られるのも41年まで待たなければならないという。相本さんは「珍しい天文現象を実際に目にすることができる貴重な機会。安全な観察方法で多くの人に楽しんでもらえたら」と話している。

       ◇

 関連する主なイベントは次の通り。

 ▽日食グラス作り

 20日まで、米子市西町の市児童文化センター。カード型グラスを作る。約40人分の材料が残っている。材料費200円。同センター(0859・34・5455)。

 ▽学習会&工作教室

 19、20日午前11時45分、午後1時45分、同3時15分から、さじアストロパーク。入館料300円(高校生以下と65歳以上は無料)。工作には別途、材料費200円が必要。同パーク(0858・89・1011)。

 ▽「金環日食」と「金星の太陽面通過」に備えよう

 19日午前10時~午後0時30分、鳥取市浜坂の民営国民宿舎ニュー砂丘荘。「太陽メガネ」を作る。無料。先着40人で申し込みが必要。県砂丘事務所(0857・22・0582)。

 ▽日食観察会

 21日午前6時~9時、さじアストロパーク。入館料300円(高校生以下と65歳以上は無料)。

 ▽日食観察会in鳥取砂丘

 21日午前6時~9時、鳥取大の塩崎一郎准教授を講師に招き、解説を交えながら観察。無料。県砂丘事務所(0857・22・0582)。

(2012年5月13日 読売新聞)



安全な日食観測学ぶ 県立博物館

国内では25年ぶりとなる金環日食を控え、県は12日、佐賀市城内の県立博物館で、日食の仕組みや安全な観測方法を学ぶ講座を開いた。

 同館によると、県内では21日午前6時15分から同8時45分まで観測できる。太陽の右上から日食が始まり、食のピークを迎える同7時24分には太陽の91・7%が欠けるという。

 講座には親子連れら約50人が参加。学芸員が、日食の仕組みについて、太陽に見立てた照明器具と月に見立てた球体の発表スチロールを使って説明した。また、観測時の注意点として、黒い下敷きやサングラス、ネガフィルム、すすを付けたガラスなどは絶対に使わないよう求めた。学芸員は「専用の日食メガネで観測してほしい。間違った観測方法で太陽を見ると、たとえまぶしくなくても日食網膜症などの危険性がある」と呼びかけた。

 家族で参加した小城市芦刈町、芦刈中1年の中島小次郎君(12)は「日食が起こる仕組みが分かった。21日は月曜日で学校があるので、家で観測してから学校に行こうと思う」と話していた。

 県は、小学生以上の親子を対象にした同様の講座を13日午前10時から、武雄市武雄町の県立宇宙科学館でも開く。

(2012年5月13日 読売新聞)


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