先日 爆笑問題カーボーイ 妄想大学附属高等学校に投稿したネタ。笑うためのオチが無く、普通の話になってしまったため、コーナーの趣旨から若干外れていると思われるので、ここで公開。
今でこそ、そう呼んでいるけど、
「ああ、これ面倒臭いね。だったら、えりかって呼んで。」
先日 爆笑問題カーボーイ 妄想大学附属高等学校に投稿したネタ。笑うためのオチが無く、普通の話になってしまったため、コーナーの趣旨から若干外れていると思われるので、ここで公開。
今でこそ、そう呼んでいるけど、
「ああ、これ面倒臭いね。だったら、えりかって呼んで。」
①はじめに
宮崎隆司『世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス』で指摘されている戦術の基本的な問題点がキリンカップの日本対セルビア戦でも確認出来るかどうか、興味があり録画していた試合映像を何度も止めては巻戻して分析してみた。結果、素人目にも分かるほど日本代表のとる戦術は致命的なミスを何度も犯していることに気がついた。しかも、その致命的なミスは岡田監督が正しいと信じる戦術指導によって生じている、どうやら意図的なものである。
攻撃での各選手のポジショニングが非常に悪いため常にカウンターの餌食になる危険を孕んでいる。そして、危険な状態でボールを奪取された次の守備でのプレスのかけ方が無謀かつ非効率なため、失点する危険を自ら大きくし、かつ無駄に体力を消耗させるという極めて非合理で非効率なものになっている。これらが監督の意図的な戦術指導の結果というのが、現在の日本サッカーの現状をよく表している。
②攻撃について
では攻撃面の分析からしてみよう。岡田がよく言及するのがリスクを低めるためにサイドで起点を作るといことであるが、セルビア戦での各選手の動きを見るとこれが却って敵に大きなスペースを与え、自らカウンターの危険を作り出す要因になっている。
それはどうしてかというと、まずボールサイドのSBが常に高い位置を取り、後方のビルドアップに参加しない。セルビア戦では左サイドの長友はほぼペナルティエリア付近まで常に位置取りをしていた。そのため、本来長友がいる位置にCBの中澤やボランチの稲本、時に阿部が来ることになり、センターサークルから自陣ゴール付近まで広大なスペースが作り出されていた。
なぜ常にSBがあそこまで高い位置取りをしなくてはならないのか、そしてなぜそこに本来カウンターに備えて中央に位置取りをすべきボランチやCBの選手が移動していくのか理解に苦しむ。
次に中村俊輔である。パスの精度は非常に高いが戦術面での中村の動きには疑問点が多い。セルビア戦では度々位置を下げてボールを受けていたが、中村の本来のポジションは中盤の右サイドではなかったのか?ボランチが二枚いるところまで中村が下がってきては、同じ地域に選手が居すぎてスペースが無くなってしまう。またその一方で、前線の選手が手薄になり、連動性が落ちる。
さらにというか、こちらがより問題なのだが、中村にボールが渡るとどういうわけか両ボランチである稲本と阿部が一斉に上がってしまい中村の後方に大きなスペースを作り出してしまうということである。中村が絶対的なボールキープ力を持っていれば話は別だが、現実はとてもそうではない。さらにこのとき左SBの長友もペナルティエリア付近に位置取り、中央にいるべき中澤まで時に左サイドに張り出してくるという無謀な動きをしていた。したがってこれも同様に、相手にカウンターのチャンスを自ら与えている結果になっている。
この日、左サイドからの展開が多かったのは恐らく右SBのレギュラーである内田が怪我で出場できなかったためだろう。一方、このような無謀な「サイドからの起点」攻撃に殆ど使われなかった徳永の右サイドでは、この種の戦術的なミスは余り見られなかった。代表経験の薄い選手が入っている方がミスが少ないというのはなんという皮肉な結果だろうか。
③守備について
次に守備の問題である。岡田監督の守備での基本的な考えは得点チャンスを増やすためリスクを高めても前線での積極果敢なプレスをを掛ける、事だったように思う。しかし、これが非常に非効率かつ無謀なため、選手を不必要に消耗させ、却って失点のリスクを著しく高め、こちらの得点のチャンスを小さくしている。
岡田が言うようになるべく相手ゴールに近いところでボールが奪取できれば確かに得点するチャンスは高くなる。しかし、それはあくまでボールが奪えたらという話である。日本代表のプレスを見ていると「神風特攻隊」がその名にふさわしい。相手が容易にパスを交換できる状況にもかかわらず広大なスペースを懸命にボールを追って走り回る日本のFWや前線の選手達。こう言う状況下では、ボールを奪える確率は極めて小さく、ただ体力を無駄に消耗していくだけである。しかし、日本の選手たちはまさに精魂尽き果てるまでこの神風プレスを継続する。何故か?それは監督からの強い指示があるからだろう。
このようなプレスは体力を著しくかつ急速に消耗する。しかもである、各選手が無謀にボールマンに対して寄せてゆくため、ポジショニングが常に崩れて、相手にわざわざ攻撃にしやすいようにスペースを与える結果になっている。特にボールを奪われた直後の守備は特徴的で、相手がカウンターに移り、前線での数的不利が生まれつつあるにもかかわらず、奪取出来る可能性の低いプレスを掛けに行き、相手にかわされ且つ広大なスペースを明け渡している。あれほど懸命に走り回りながら報われるどころか、却ってそれが失点する危険を増やしている。そして、体力の消耗はとはなんとも皮肉で絶望的な日本代表の戦術だろうか。
④第一級戦犯
攻撃、守備面での問題について簡単に説明したが、最後に各選手の中でも取り分け第一級戦犯と思われる選手を名指しで批判しておきたい。
まずは、左CBの長友。先にも言及したように位置取りが高過ぎる。これが二失点の始まりにもなった。
次にキャプテンのCB中澤。本来最後の砦と成るべきであるにも関わらず、長友が上がって空いたスペースに上がり中央の重要なエリアを相手に明け渡していた。この選手がサイドに張り出したところで一体どんな得点のチャンスが生まれるのか、高いリスクを負う割に効果に疑問がある戦術的選択である。
そして代表エースの中村俊輔。パスの精度や判断は正確だが、自由にポジションを変えすぎるのと、下に下がりすぎる。また自らのキープ力を過信しすぎており、中村俊輔にボールが渡った際、他の選手が上がる戦術に成っているため、これまたカウンターのリスクを高めている。
最後に、第一級戦犯の中でも特級と思われるのがこの日稲本と共にボランチに入った阿部。失点シーンを含めて殆ど全てのピンチにおいて阿部は致命的な戦術ミスを犯していた。まず、ボランチであるにもかかわらず前線に上がりすぎる。ボールを中村俊輔に預けたあと、左斜め前方のサイドに流れてゆくシーンも度々見られ、それをまた稲本が上がっている時でさえ平気で行っていた。その一方で戻りが遅く、カウンターへの対応も甘かった。さらに守備の仕方が非常にまずい。相手にスペースが有り、数的優位を作られつつある状況下で、なんと無謀なボール奪取をするのが常に阿部の選択だった。結果、簡単にかわされ、前線に展開しピンチを招き、そして失点した。彼の身体能力や技術力はともかく戦術理解度はアマチュアレベルにも達していないだろう。
⑤結論
各選手についてかなり批判的な事を書いたが、やはり一番の原因は岡田武史、この代表監督にある。上の方でも言及した通り、個々の選手の戦術理解にも問題はあるが、岡田監督の基本戦術が根本から誤っているため、選手がミスを犯さざるを得ない状況に追い込まれている。セルビア戦後、岡田監督は会見で控え選手がチーム戦術に適応出来ていないことを惨敗の要因として上げていたが、そうでないことは上の理由から明らか。且つ岡田戦術の理解度が高い選手ほど却って戦術ミスを多く犯している傾向が見られる。スリーバックやアンカーを置くというのも恐らく効果がない。何度も言うが基本的な戦術が間違っているからである。