小林「美波ー写真撮ろー?」

小池「いいでー!やっぱりゆいぽんはエセ関西弁使わないから好きやわ!」

小林「また誰かにいじられたの?笑」

小池「うん!ふーちゃんになー?」

私の彼女の小林由依は今日もメンバーの小池美波とイチャイチャ中。
由依にそんなにくっつかないでって最近言ったんだけど「理佐もおぜとかとくっついてるからいいじゃん」って言われて図星で何も反論出来なかった。
確かに私も悪かったけどね?何で私には抱き着かないで美波には抱き着いてるんですか?私にしないくせに

小池「ゆいぽん最近甘えん坊やない?」

小林「美波は落ち着くから特別だよー」

小池「それは嬉しいなぁ、今度お家デートも甘えてくれるん?」

小林「さぁ気分かな?笑」


あーもう無理。耐えらんないかも。

理佐「おぜ。収録の時間になったら私に連絡して?」

尾関「いいけど…どこか行くの?」

理佐「由依を連れて少し買い物行くから、よろしく」

尾関「わかったー」

私はおぜに適当に言い訳をして、由依の目の前に立った。

理佐「由依、買い物着いてきてくれない?」

小林「別にいいけど…」

普段なら買い物はおぜを連れていくから由依は少し驚いていた。私は楽屋を出ると由依の腕を掴む。

小林「理佐、腕痛いよ」

理佐「黙って。」

小林「えっ…。」

多分普段は聞かない私の冷たい声に驚いているし、少し怖がっていた。
私は人気のない所の物置部屋に入った。
そして由依を抱きしめた。

小林「理佐…どうしたの…」

由依がどこにも行かないように強く抱きしめる。

小林「理佐!!」

由依は私の肩を押して私は尻もちをつく。

小林「どうしたのさ…。」

理佐「…美波とスキンシップするのに、私のスキンシップは嫌がるんだね…。」

小林「別に嫌がってないよ」

理佐「なら何で突き飛ばしたの?私が嫌だからでしょ?もういいよ…私じゃなくて美波と恋人になんなよ」

由依は私の頭を撫でようとしてくるが私はその手を振り払う。

理佐「もう触んないで。由依なんか知らない。」

小林「…あっそ。理佐がその気ならいいよ。私と別れておぜと付き合いな。」

そう言って由依は物置部屋から出ていった。
そして私は泣いた。声を潜め誰にもバレないように。
するとおぜから連絡が来た。

尾関『収録始まるよ』

私は涙を拭いて泣いたのをバレないように皆の前で演じる。
収録が終わると私は誰とも喋らずただ急いで帰ることだけを考え身支度をする。

尾関「…理佐怒ってる?」

理佐「なんで」

尾関「何となく…雰囲気怖いし…」

理佐「大丈夫、怒ってないよ。それじゃ私帰るから。」

尾関「え!?ゆいぽんと帰らないの!?」

私は尾関のことを無視して楽屋を後にした。
もういい、由依なんか他人だ。
普通ならあの時に由依が謝ってくれれば良かったじゃん!何が別れようだよ…別れたくないよ…。

理佐「…ダメだダメだ。」

私は頭を横に降り由依を忘れようとする。
でも歩いているとどうしても由依の事ばかり考えてしまう。それほど私にとって由依の存在が大きかったのだ。

理佐「でも折れたら私の負け…由依が悪いんだから。」

私はその日はご飯を食べお風呂に入りすぐに寝た。






次の日、そしてそのまた次の日も私は由依と話すことはなかった。

理佐「さてと帰りますかね」

尾関「もう帰るの?」

理佐「だって特に残る意味ないし」

いつもなら由依を待っておぜとかと話しているけど私はまた帰ろうとする。
すると楽屋を出たところで誰かに抱きつかれた。

小林「待って…!」

理佐「…なに。」

小林「…怒ってる、よね…」

理佐「別に怒ってない。」

小林「嘘だ…。」

理佐「嘘だと思うなら勝手に思ってなよ。てか美波のとこ行けば?美波の恋人でしょ。」

私は抱きつく由依を無理やり離して前に進む。

小林「ううっ…グスッ…」

普段悔し涙以外涙を見せない由依が泣き出した。
流石に私はそれに驚き由依に駆け寄った。

小林「ごめんなさい…ごめんなさいっ…!」

私は触れることもできなかった。
由依に酷いことをしてしまった私が触れる権利なんてないと思ったから。

小林「別れようなんて言ってごめん…!私は理佐と別れたくない…理佐じゃないと嫌だっ!」

理佐「…そっか。でもいいの、私とまた付き合ったら束縛すごいと思うよ。」

小林「いいよ…理佐になら束縛されたい…逆にもっと縛って?」

由依は腕を広げた。私はその腕に飛び込む。

理佐「私もごめんねっ…由依じゃないと嫌だ!」

小林「私もごめんね…」

私たちは顔を見合せキスをした。
でもさすがに仕事場なので私は由依を家に誘った。






小林「お邪魔します。」

理佐「いらっしゃい。」

すると由依は手洗いうがいを済ませ、すぐに私の背後から抱きついてきた。

理佐「ご飯作れないなー」

小林「今日は出前にしようよ。理佐と離れたくないから」

何この甘えん坊…いや待て待て。ここで私もデレちゃったら負けな気がする。

理佐「なんか甘えん坊だね、どうしたの?」

小林「3日ぐらい理佐にくっついてないんだからそれは甘えたくなるよ…」

理佐「なら今日でその甘えん坊はおしまい?」

小林「んーん。これからは遠慮しないで毎日甘えたい…」

流石に可愛すぎるよこの子…私は由依を前から抱きしめた。

理佐「あのさ…私もワガママ言ってもいい?」

小林「いいよ、お互いこれからは素直になろう?」

理佐「…楽屋にいる時とかなるべく私の隣にいて欲しい」

小林「わかった」

理佐「え、いいの?」

小林「いいよ全然…逆に理佐と入れる時間が増えるのはご褒美だよ?」

理佐「…すき」

小林「私も」

私たちはキスをする。私がキスをやめると由依との身長は5センチ差だから由依が背伸びしてキスをしてくるのが可愛い。

理佐「してもいい?」

小林「いいよ…触れれなかった分沢山愛して?」

理佐「優しくできない、ごめんね。」

小林「激しくていいよ…受け止めてあげる。」









次の日の楽屋で私たちは隣同士で座る。

尾関「理佐、これ家にあったんだけど…」

理佐「え?この間泊まりに行った時忘れたのかな…ありがとう!」

尾関「いいえー」

私はこの前おぜの家に泊まりに行った時に忘れた靴下を貰う。私は靴下を鞄にしまっていると由依が立ち上がった。

理佐「どうしたの?」

すると由依は無言で私の座っている椅子をひいた。
そしてあの有名な対面式で座ってきたのだ。

理佐「由依!?!?!?」

小林「…ごめん、嫉妬してる…。」

照れながらそう明かしてくる由依が可愛くて仕方がなかった。私は周りにメンバーがいるなんて気にせずに由依にキスをした。

小林「ちょっと…!!」

理佐「いいじゃん、別に誰も気にしないって…それより嫉妬してくれてる由依が可愛すぎるの」

小林「っ…///」

理佐「由依愛してる!」

小林「わ、私も!」


やっぱり由依が一番だ。




尾関 (喧嘩したと思えば次はめっちゃイチャイチャしてるじゃん…。)

小池 (キスしてた…私も土生ちゃんと…!チラチラ)

土生 (凄いみいちゃんが見てくる…。)

菅井 (やっぱりこのグループおかしいのかな…あかねん…?)

茜 (私の方向いてくる友香可愛すぎるんだけど…天使かな…?)



___完___