◆高橋優「HIGH FIVE」
武道館弾き語り2daysの最後、解禁してくれたMV。
アンセムとして定着しつつある「リーマンズロック」と近しいにおいを感じる。くちびるを噛んで耐える日々にいて、圧倒的弱点をつかれる。
好きな歌詞のフレーズ、という問いがあるとしたら、この曲では《涙はそう起死回生の産声》なのかもしれないんだけど、
全編というか、その流れまでを包括してこそ味わいを増すフレーズばかりの曲が、だいたい好きなんだよなあ。
これはまさに「切り取りたくない」曲です。
◆sumika「透明」
はやしこ@rinco_hys
「縁」を結んで「会」えたことがどんなに有り難いか。ラストに披露した未発表の新曲「透明」(トウメイ、ってカタカナ表記もいいなあ)の後味がヒリヒリしている。彼らに珍しい、と言ってもいい、言葉数がすごく少ないストレートなロック。白に… https://t.co/ANBAttreVJ
2022年05月17日 21:19
はやしこ@rinco_hys
「いっしょにつくろう、未来を」ってケンタカタオカがさらっと、でも真剣な顔で言ったのがふいにグッときてしまったし、最後の曲の残像というか、後味の残し方が非常に良くて、終わった後がいっちばん昂ってしまった。 #sumika #縁会
2022年04月21日 21:31
ここで書いた「最後の曲」が「透明」でした。
曲の残像、まだ覚えてる。
音源リリースよりも先にライブで届けてくれることが、こんなに特別になるんだということ。
そうだったな、ライブハウスってそうだった。
あまりにもストレートに繰り返される《愛している》という言葉が、はっきりと伝えるというよりも「祈り」「願い」であることが、なんだか希望になるような。
ずっとそばにいなくても。
◆sumika「言葉と心」
前身バンドや片岡氏のソロから知っている曲が、
きちんと4人のものになって届いた。
このMVも、スパラジソで初めて解禁してくれて、白黒から色がつく瞬間に涙が止まらなかった。
それは言葉が意味を持った瞬間か、言葉が発せられた瞬間か。
《なんか違うなあ これでもないなあ
頭の中見せたいのに》
《こころに近いことばを選びたいんだ》
は、きっとこの先もわたしがブチ当たるんだけど
表現者もこう思ってるのかなって距離を近く感じてしまう曲。
数年前、友達に《カニクリームはもうカニじゃない》っていう冒頭のフレーズの話をしてから、カニクリームの歌って認識が拭えなくなってしまったことだけ、悔いていますね。
どうしてもsumikaは2曲入れざるを得ない2022でした。
◆ヒグチアイ「まっさらな大地」
今年の彼女の歌、出世作、なら間違いなく「悪魔の子」なんだろうけど、
3月のライブでの「悪魔の子」からのこの曲が忘れられなくて。
やわらかくてヒリヒリした曲も持ち味だけれど、こういうほうの鋭いヒリヒリも、やっぱり持ち味だ。
彼女の曲の中では、「あなた」との距離感が近いのが印象的で。だいたいは川の対岸くらいの距離な気がするんだけど、触れられそうな位置にいる。
珍しく「孤独」を恐れている曲だと思う。
◆ジャニーズWEST「SOUL 2 SOUL」
彼らの明るいパブリックイメージ(おそらく)とわたしの音楽の好みとがカチッとハマった曲。いろんな背中の押し方を知っている彼らの中で、朗らかに爆笑しながらバンバン背中叩くタイプの曲調。
ホーンが入るのも似合うと思ってたよ。
レコーディングクリップのデザインがすごく好きで。
セッションもとってもよかった。
◆D.W.ニコルズ「Beautiful Days」
いい曲しか作らないというのはほんとうだな。
景色を味方にするのが上手だなとおもう。
「はやしは『瞬間』に重きを置くよね」って言われたことがあって、それは今も変わってないなあとよく思うのだけど、
そういう「瞬間の記憶」を積み重ねたものが"Beautiful Days"なんだとしたら、どうしたって世界は素晴らしいと思えるよ。
◆ズーカラデル「ピノ」
軽快なバンジョーと愛嬌のある音たちに、ついついゆらゆらしてしまう曲ではあるのだけど
《柔らかな風が吹く地獄》という冒頭の歌詞にざわつきを感じてしょうがない。単純なラブソングではなくて、《忘れる》っていうのもキーワードのように思う。
《君》も《あなた》も出てくるから、2つの軸が混ざり合っているんじゃないかなあ、って考えながら、今日もそっとリピートする。
この曲についてのツイートがとてもすきでした。
吉田崇展(ズーカラデル)@yoshida_tapes
ピノって言う曲のイントロではドラムのシンバルが藤崎マーケットみたいなリズムで鳴っているのですが、そのシンバルとバンジョーとアコギの絡みがとてもキラキラして良い感じになったので、是非そこに注目して聴いていただきたいです。
2022年07月27日 22:36
◆XIIX「まばたきの途中 feat.橋本愛」
橋本愛ちゃんが歌い出したときの空気のはらみ方がすごかった。夢の中にいるのか、現実なのか、曖昧にされている音がいいなあと思う。
feat.の醍醐味を見た。
◆いつかのネモフィラ「マーガレット」
今年もいい曲出してくれたなあ。
グレージュがなんて似合うんだろう。カラフルではなく靄のかかった、これから色付くのか、色を無くしていくのか、どっちも想像できて味わい深い色。
◆NakamuraEmi×藤原さくら「The moon ×星なんて言わず」
全部の音がきれい。
もともと「星なんて言わず」がすきだったのだけど、
そうか、「花鳥風月」の「花鳥風」まではあって、
「月」を補ったら、この曲は揃った、んだなあ。
◆World Maps「Punch!」
おかえりーーーーーーーーーー!
◆the engy「Higher」
こういう「春」の解釈をしたことはなかったーーーーー!
次の春にはまた。
◆Snow Man「イチバンボシ」
昨年のナミヲに続いて、どうしても彼らの歴史を重ねずにいられない曲。
《覚悟はいいかい?》ってフレーズが4回出てくるのだけど、自分ひとりに言う、仲間に言う、ファンに言う、これからの自分に言う、それぞれ言い方が違うのが良いところ。
圧倒的全体曲、
ユニゾンがいちばん泣けるタイプの曲。
◆Vaundy「裸の勇者」
この人の声の、湿度が低いところがすきなんだけど、それを堪能できるなあと思う曲。
ささやく声ですらもからりとしているんだけど、
なのに時として激情に思えるんだよな。
歌詞の中で句読点のついてる部分がきっと心の声なんだろうなあ。アニメ見たら、またわかることがあるんだと思う。
◆日食なつこ「hunch_A」
魔法使いなんだよなあ。ピアノの魔法使い。
すっごい好き。
◆美波,大橋ちっぽけ「水星×今夜はブギーバック」
どっちのボーカリストもすきなものでキター!ってなりました。
声もいいけど、ピアノの旋律が泡のようで。
◆マカロニえんぴつ「たましいの居場所」
こんなにポップな音なのに3掬いくらいの切なさ。大好物である。
ここまでの3曲、CMソングゾーン。
フルで聴いた方がめちゃくちゃ良かったよ。
◆とけた電球「夕焼けを見て音楽を聴こう」
風景と音楽がリンクして記憶に残るから、
わたしはいつまでも音楽にしがみついている。
◆Rhythmic Toy World「青と踊れ」
このバンドが元気でよかった。
この頃には戻れないなあ、と思うくらいに青春に振り切ってるのが潔い。
◆Ezoshika Gourmet Club「赤い」
青、からの赤。
ジャケットはトマトか、いちごか、ハートか。
どストレートで聴きやすい曲なのだけど、最後の和音の残し方がいい違和感で、もしかして、ハッピーエンドではないのか、なんて勘繰ってしまう。
◆daisansei「Yellow」
青、からの赤、からの黄色。こんなきれいに揃うなんて!
向日葵の「Yellow」をモチーフに持ってきているのに、パキッとしてなくて、総じてまあるい、安心感。
◆PEOPLE1「紫陽花」
いつもカラフルな曲を作るなあと思うし、わたしが触れてこない言葉が並んでるバンドなのだけど、
ふわりとした音で《どんな幸せもすべてあなたに降り注げ》って言うなんて、意外でどきどきした。
こっちの曲もよかった、を貼っとこ。
◆Tele「私小説」
このひとのアルバムもよく聴いた。
あどけない声で紡がれる文学。
◆FINLANDS「ピース」
聞いていると、なんか色々がどうでもよくなる。
恋愛を「コメディ」だと言う鋭さは敵わないな。
◆サバシスター「ジャージ」
この頃には戻れないなあ。その2。
◆関ジャニ∞「喝采」
友達に貸してもらったのだけど、このシングル、とってもよかった。他の曲も含めて。
この頃には戻れないなあ、の曲も増えたけど、
"一生青春"がわかるようになってきた。
疾走感に負けず嫌いの感情が乗る感覚。
◆Hey!Say!JUMP「春玄鳥」
おがりんの曲〜〜〜〜〜〜!!!!!!
そして言葉遣いがケンタカタオカ〜〜〜!!!!!!
でも、きちんと提供したグループの曲になっているのがすてきだなあと。
春玄鳥、と晴玄鳥、の対比もいいけど、《十五夜抜けいざよい春》が非常にニクいですよね。
◆Official髭男dism「Subtitle」
まいりました。
すごいことは知ってたけど、材料をすべて使い切るんだなって、思った。
***
音楽どころじゃないわ、って何度なっても。
ないもの、出来なかったこと、よりも
あるもの、出来ること、出来たことを
数えていける2023年にしよ。