児童精神科医の佐々木正美先生の言葉です。

熱心でも障害の特性等を理解していないのなら支援しないでほしい。


例えば突然パニックになり自分の頭を壁に打ち付けるお子さんがいるといます。

①頭を打ち付ける度に目を見て怖い表情して「頭は大事だからどんどんしません!」と話す支援者。


②頭を打ち付ける時間、環境を観察し、なぜ頭を打ち付けるかを探る支援者。
観察するといつもクラスの子が泣き出した時にパニックになることが分かった。
別の部屋に行くと落ち着くこともある。
イヤマフを渡すと落ち着くこともある。
きっと泣き声が嫌でパニックになり頭を打ち付けるんではないかと考える支援者。
発語がないため伝えるツールとして別室の写真のカードを作る。イヤマフをその子が自分で取れるところに置くなどの環境を整える。
クラスの子が泣き、パニックになる前に「耳、痛いね?嫌だね。ここ行く?」と別室の写真を見せたり、「これつける?」とイヤマフを見せる。
繰り返すことで嫌な音がするとイヤマフをするようになった。(自分で行うまでには個人差があるとおもいます。)


どちらが熱心な無理解者か分かりますか?

もちろん①の支援者です。


私が療育する上で大事にしていることは理解しようとすること。
観察することです。


全てを理解することは難しいですがよき理解者になれるように観察していきたいと思っています。

理解したうえでその子のスキルが上がるような支援がしていきたいと考えています。


療育において厳しくしなければ言うことを聞かないなんて考えてはおかしいんです。 
威圧されて言うことを聞いて行動が変わったとしてもそれは根本的な解決にはつながらない。

そう思います。


発達障害のお子さんに関わる全ての支援者が熱心な無理解者でなくなることを願うばかりです。