書簡〜或る友への手紙 | Sun Of No.19

Sun Of No.19

Fxxk-OK CITYにて
バンド・博多MORNING☆STAR/ReveRのSingerとして活動する
HEADのblogです☆

拝啓。
毎日暑いですね。この季節になると、エアコンの効いた部屋で涼んでいるときも、人と会ったときの第一声も、必ず『暑い』という、まるで口癖のようになってしまうものです。
それは夏だし、暑いに違いないのであるから。確かにそうです、しかしそれって、とても当たり前のことで、暑いのだから暑いというのがオカシイということはないが、そこにハマっている自分という意味でとても繊細なレヴェルの違和感を感ずるのです。
暑さで機転や発想も鈍りがちですが、あくまで自分、単純に自分、そして圧倒的に自分でありたいものですね。


さて、ついこの間、互いの何とも言えない気持ちのキャッチボールと言いますか、ある意味、会話としては成立していないような答えのない語り合いをしたものですが、僕が唯一のポジティブな面という脈絡で話した、一目散に目標に向かってひた走った後の休みながらも視力を高めている時期という見解に対する確信がまた少し強まった感のある今日です。

暑ければ暑いというが当たり前であるように、それと同じように僕らが今感じている生きていく上でのプレッシャー、重圧感というのも、実は夏の暑さのようなものであって、何時の間にかそこにフォーカスして余計に重苦しく生きている自分たちという『らしくなさ』というものをようやく客観的に捉えて見ることができるようになってきたのかも知れません。
『自分らしく生きよう』と、自己啓発などの書籍をみればそんな言葉は溢れていますが、そう思っても、もともとあったにせよ、これから見つけるにせよ、果たして自分らしくあれるかと言ったらそれは難しく、意識的にシフトできるほど自分を生きるということは甘いことではないとも思っています。
それは新しく積み重ねるというより、回帰的なプロセスであるのかも知れませんね。


しかしながら、今こういった時期を経験できるというのは、芸術家の強みであるような気がしています。
暑いから暑いという普通な自分に気づけるほど、僕たちの目はまだ死んではいないのです。
敬具。