りりーです。

妄想の話です。


読んでね。



〜ヤマラバ〜


まさき〜



翔ちゃん、少し痩せたみたい、



この間の、リーダーの件がやっぱ大きく翔ちゃんの心を締め付けている。



翔ちゃん、、



大丈夫、、、



翔ちゃんは、悪くない。



翔ちゃんは悪くないんだよ。



今になって、やっと俺、分かったんだ。



翔ちゃんの気持ち。



どうにもならないことってあるんだ。



人は、いけないことだって言うことだって、当事者になってみたら、



自分でびっくりするくらい、普通なんだって思えることもあるんだよね。



でも、今の翔ちゃんは、自分のした事にきっと後悔してる。



ダメだよ、そんなんじゃ、



そしたら、俺だって今や共犯だからね、



俺も後悔しなきゃならなくなるじゃん。



後悔しないで、、、、



このままでは、翔ちゃんが倒れる。



俺は電話をして、翔ちゃんをうちに呼んだ。



翔ちゃんはちゃんとうちに来たけど、



その顔はもう居た堪れないほど、、



俺は翔ちゃんに、少しでも和らいで欲しくて、



安心して欲しくて、



ぎゅっと抱きしめた。



翔ちゃんが抱き返してこないから、余計にチカラを込めた。



翔ちゃんは捨てられて怯えた子犬のように、俺の腕の中で、震えた。



大丈夫、、大丈夫、、



心で何度も呟いて、翔ちゃんを抱きしめた後、



リビングに押し進めた。



ご飯を食べて欲しい、、



ちょうどうちの親が来て、大量のから揚げとザーサイを置いてってくれたから、


それを出して、翔ちゃんの口に無理やり入れた。



ひとつ食べた後、



「話がある」



って言ったから、



先回りして、俺の気持ちを伝えた。



絶対別れない。



もう、何があっても。



そして、



「翔ちゃん、、もしそれでも別れようなんていったら、俺、翔ちゃんを許さない。そして、そんな翔ちゃんにした、リーダーも許さない。」



「ま、、、ま、さ、、き、、?」



「俺だって、、何度も何度も、、別れようって思った。すごく辛い思い、、した、、でも、、結局、、今、、ここで、、翔ちゃんにから揚げ食わせてる。翔ちゃんが、心配で、、翔ちゃんが大好きで、、大好きで、、、」



泣かないはずだったのに、、



涙が止められなくて、結局大泣きしちゃった。



翔ちゃんも、まさき、まさきって、俺の名前ばっか言いながら、大きな涙を溢れさせてた。



から揚げの匂いの立ち込める、俺のリビングで、


俺と翔ちゃん、、



思いっきり、大泣きし合った。



〜続く〜