こんにちは。

ゴールデンウィークは連日、好天に恵まれていましたが、

最終日の今日は朝から生憎の雨ですね。

明日は久しぶりの登校&出社という方も多いと思いますが雨のスタートでますます気分が上がらなくなりそう(笑)。でも火曜日からはまた天気回復しそうなので、五月の新緑の季節を楽しみに迎えましょう。

心を動かす季節の色 「新緑」を眺めると心が安らぐ理由とは ...

さて、突然ですが、あなたの夢は何ですか?

大人になって、結婚して子どもができたりすると、生活に繋がることだったり、家族で実現したいことなどを夢にしがちですが、将来の夢を考える時にはどんなことを軸に夢を抱いていたかな~とふと昔を思い返してみたりします。

相談所の会員様の中にも、子どもの頃から抱いていた夢がそのまま職業になっているという方もいらっしゃったり、お見合いやデートの際に「小さい頃の夢は何だったか?」というテーマでお話を聞いていく中でお相手の人柄や意外な一面が垣間見れたというエピソードも聞きます。

 

毎年、東大の入学式での祝辞が話題になりますが、今年の馬淵俊介氏の未来ある若者に向けた「夢」についてのスピーチがまさにぐっと心に響くもので、全若者にぜひ聞かせてあげたいと思う説得力のある内容でした。一部を抜粋してご紹介します。

馬渕氏は2001年東京大学教養学部卒業(文化人類学専攻)。マッキンゼー・アンド・カンパニー 南アフリカオフィス、世界銀行、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などを経て、現在は世界の感染症対策をリードする国際機関「グローバルファンド(スイス・ジュネーヴ、創設者はビル・ゲイツ、 メリンダ・フレンチ・ゲイツら)」で保健システムおよびパンデミック対策部長を務める。

私は東大卒業後、発展途上国を日本の立場から支援する国際協力機構JICA、民間の経営コンサルティング会社のマッキンゼーの日本オフィスと南アフリカオフィス、世界銀行、それからビル・ゲイツがマイクロソフトを辞めて、途上国の保健医療の問題を解決するために作ったゲイツ財団で、世界の貧困や感染症に立ち向かう仕事をやってきました。最近では、WHOの独立パネルに参加して、新型コロナのような感染症の壊滅的な大流行を二度と起こさないための国際システムの改革を提案して、去年の3月からは、世界の感染症対策をリードするグローバルファンドという国際機関で、途上国の保健医療システムを強化して、感染症のパンデミックを起こさないように備える部局の長をやっています。

今日は皆さんに祝辞をお伝えできるということで、はるばるスイスからやってきました。この機会に、私が皆さんより少し人生を先に生きてきて、とても大事だと感じていること、大学に入るときに知っておきたかったと思うことを、2つのお話しを通して共有します。

一つは「夢」について。もう一つは「経験」についてです。

11/4 19:00~【自分の人生を変える! 夢を語る交流会】 2018年11 ...

「夢」について皆さんにお伝えしたいことは2つです。1つは、夢に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。修行のために敢えて途上国の支援とは関係のない仕事をしたときに実感したのですが、自分の夢に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできません。また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。それではうまくいかないときに持たないです。他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください。

もう一つお伝えしたいのは、夢は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないということです。夢が見つけられないというのは、ほとんどすべての人が抱え続ける悩みですが、夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません。探し続けて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います。周りに流されず、自分の興味のままに、探し続けてください。そしてそれが一番自由にできるのは、今からの4年間です。若者」って何歳までを指す言葉? 大学生の回答で1番多かったのは ...

二つ目のお話は、「経験」についてです。

(中略)

皆さんはこれからいろいろな学問や仕事で身に着けた力、「経験」を組合わせて、そのすべてで問題解決に挑むということです。私のエボラ対策の例では、文化人類学の考え方、感染症対策の専門性、民間の経営コンサルティングのスピード感と問題解決力の3つを組合わせで持っていたことが、大きな助けになりました。民間と公共の壁や、医療と文化、社会の壁などを「越境」した経験を持って、問題解決をまとめる力は、問題がどんどん複雑になるこれからの世界では、本当に重要になります。

一つの分野で世界のナンバーワンになることは、とても難しい。ですが、いくつかの重要な分野の経験やスキルを、自分だけにユニークな組合せとして持っていて、それらを掛け算して問題解決に使えるのは自分だけという「オンリーワン」には、なることができます。

そこでとても大切なことは、「環境が人を作る」ということです。人間は弱くも強くもあり、自分のいる環境をたった一人で突き抜けて大きく成長していくことはとても難しいですが、逆に凄い人たちの中で、あるいは修羅場に身を置いて、難しい挑戦を続けていると、それが普通にできるようになって、その次のさらに大きな機会に手が届くようになります。環境は、「わらしべ長者」のように力をつけて、「経験を組合わせ」ながら得ていくものです。私の場合はそうやって徐々にできることを増やしていって、今に至っています。

 

(中略)

 

時間がすごく限られている中で、考えるべきリスクは、何かに失敗するリスクではなくて、難しい挑戦に踏み込まないことで、成長できず、なりたい自分になれないリスク、世界に対してしたい貢献ができないリスク、行動を起こさずに「現状に留まることのリスク」だと思います。

これから皆さんが生きる世界は、これまでと比べて圧倒的に不確実で不安定で、危険が多く、逆にとてつもない可能性にも満ちた世界です。人類がこの先も長く生きられるかどうかは、次の数世代にかかっているとも言われています。

人類が未来に希望を持って生きていくためには、世界の最高の頭脳が、気候変動や世界の不平等、感染症との戦いなど、世界の最大の問題に立ち向かっていかなければいけません。日本の最高の頭脳である皆さんにも、世界の、そして日本の最大の問題に立ち向かっていって欲しいです。

 

この祝辞全文をwebで読んだ時、これは20歳前後の日本最高峰の東大に合格した若者へ向けられた言葉ではあるけど、ダブルスコアの一般主婦である私でも心が動くような強いメッセージ性を感じました。

「夢は何か?」と尋ねられると、つい自分自身の願望ばかりが先に立ってしまうけど、まだまだ先の長い人生、人の役に立ったり、社会に貢献できるようなことを夢として持てたら、何倍も有意義に生きられそうだな~と思いました。そういう価値観を持ち合わせた人はとても素敵だと思うし、自分もそうでありたいと思います。

そして、考えるべきリスクは何かに失敗するリスクではなく、行動をおこさず現状に留まることのリスクだという言葉はとても胸に刺さりました。年齢を言い訳にせず、いくつになっても夢を持ち続け、それに向けて行動を起こせる人に憧れます。

弱みを見せた瞬間から人は輝く。 - はなうた横丁

夢を語るのに年齢制限はありません。

パートナーと夢について語り合ってみる時間も必要かもしれません。

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THE Knot HAYAMA

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