映画の備忘録 Part280 | 継続は記録なり~第二章~

継続は記録なり~第二章~

2005年6月24日から始めたYahooブログが閉鎖され、約14年分の記録ごと泣く泣くお引越し。
2019年6月からここで新たなスタートです。

※交流が全くない方や宣伝目的のフォロー申請はお断りしてます。

こんな書庫・・・じゃなくてテーマあったよねアセアセ

 

今年も5月に入りましたが、一度もあげてない映画記録。

最初の3本は昨年末に見たような。。。タラー

 

冬ドラマを大量に見ていた上に、引っ越しだったり仕事だったりで、映画を見る時間が全くなし。

 

韓国ドラマも今年はほとんど見ていないのに、春ドラマも大量。

この後は仕事が続くから日々の録画に追われるはず。

 

1月か2月に見た最後の映画のあらすじをやっと書いたけど、今年最初で最後の備忘録になったらどうしよう・・・

 

 

 

 

<< ベラのワンダフル・ホーム >>



出演:犬のベラ / ジョナ・ハウアー=キング(ルーカス) / アレクサンドラ・シップ(オリヴィア) 

自己評価:〇
視聴方法:CS

<2019年 アメリカ>
コロラド州のデンバーで瓦礫の下で暮らす犬猫に餌を揚げるボランティアをしているルーカスとオリヴィアを追い出す意地の悪いガンダーという男は、母犬を連れ去った。
子犬はルーカスの後をついてきたため、ベラと名付けて家で飼うことに。水道工事の日、ベラを家に置いておけないためルーカスは職場である退役軍人病院に連れていくと、すっかり人気者になる。

ある日、ガンダーが瓦礫や家を壊そうとするのを止めたルーカスだったが、ベラはピットブルという犬種で所有は違法だと指摘され、市の保護施設に連れていかれる。
罰金を払いベラを引き取るもこの州で飼うことは違法。そこでオリヴィアの親戚が住む600キロ離れたニューメキシコに連れていくことにし、そこでベラは可愛がられるが、自分の家ではないと思ったベラはルーカスの元へ帰ろうと脱走。
一方のルーカスはベラの引き取り先を見つけ、ニューメキシコへ迎えに行くが脱走したベラはルーカスの車とすれ違ってしまった。

山でうさぎを捕ろうとして失敗したベラは野良犬らを真似て残飯を漁り、川の水を飲みながら走り続ける。
猟師に母親を殺されたピューマの子供を見かけたベラ。一緒にいては子供も殺されてしまうと思ったベラはこちらに来るよう促し2匹は一緒に行動する。
匂いに釣られて行きついた先にはキャンプをしている男性がおり、ベラの首輪に気づいた1人がルーカスに電話をしてくれるが、留守電を残そうとした時にピューマが現れたためにそのまま逃げてしまった。

雪が降り始めてもベラは山を走っていた。その時犬の鳴き声を聞き近づいていくと、雪崩に巻き込まれた男性を探すように雪を掘っていた。
一緒にベラも掘るとその様子を見たスキー客が救助してくれ男性は病院に運ばれ、2匹の犬は一旦男性らが保護してくれる。
同性愛カップルの2人は男性の家に犬を返しにいくが、こんな犬はいらないと乱暴するのを見て2匹を引き取ることを決意する。
2人に愛され温かい家で暮らす生活が始まるも、ルーカスの元へ帰りたいベラは散歩の途中で去ってしまった。

空腹のベラは町で見つけたスーパーでチキンを盗み食べていると、ホームレスの男性に連れていかれる。
一緒に暮らし始めるが、常に紐で繋がれたベラはどこにも行かれない。紐を噛み切ろうとしたのを見つかり、男は自分の腰とベラを鎖でつなぐが、寒さもあり男性は死んでしまった。
目の前の川の水を飲むことも出来ず衰弱していくベラだったが、偶然通りかかった子供達がベラに気が付き、男性が死んでいるのを発見。
驚きその場を去ろうとしたが鎖を外してくれたことで、ベラはようやく水を飲むことが出来生きのびた。

季節が廻り、以前襲われかけたオオカミに遭遇したベラは襲われるが、そこにやってきた大きくなったピューマに助けられる。
2匹は再び一緒に行動をするが、街を見たピューマは自分は一緒に行かれないと別れを決め1人山奥へ帰っていった。

デンバーにたどり着いたベラだったが、道路を渡ろうとして事故にあってしまう。怪我を負いながらもルーカスの家に入り込むが、そこには違う住人が暮らしていた。
野良犬が入ってきたと通報されたベラは家を飛び出し、退役軍人の病院へ向かう。
庭にいた軍人らがベラを見ると信じられないといった表情でベラの名前を呼び、ルーカスとオリヴィアと再会を果たす。
ところが通報を受けた市の職員が病院に駆けつけると、ピットブルは違法だと連れていこうとするが、病院はアメリカ政府の施設でありデンバーの法律は適用されないという軍人たち。
やってきた警察も、その職員に対する苦情を多々受けていると厳重注意をすると去っていき、ベラはルーカスとオリヴィアが一緒に暮らすデンバー郊外の街で暮らし始めるのだった。


<感想>
母が録画した映画で「すごくかわいいから残しておく」と一方的に残っていた映画。
飼い主の元へ年月をかけて戻って来た犬の実話らしいけど、僕のワンダフルジャーニーと似ていて、ワンちゃんの声がセリフになってます。
なのでクスっとするところもあれば、ウルっとするところも多いのだけど、↑の映画のスタッフの映画でした。

犬ってそんなに何年も飼い主のことを覚えていて何百キロも歩いてもどってこれるものなの?
途中何回も違う道もあったけど、その思い一心のワンちゃんにウルウルします。
後半のピューマの再登場あたりから涙が止まらずそのあとずっとグジュグジュでしたが、いや~可愛かったわ~。

動物物はヤバいのよ~。




<< 最後まで行く >>



出演:イ・ソンギュン(ゴンス) / チョ・ジヌン(パク刑事) / シン・ジョングン(チャン課長) /チョ・ハソク (グァンミン) 

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2014年 韓国>
所属する殺人課に内部監査が入ると連絡を受けたゴンスは、母の葬儀中にも関わらず会場を後にし警察署へ車を走らせていた。
目の前にいた犬を避けミラー越しに確認をした矢先に何かにぶつかり急ブレーキをかけるが、車を降りるとそこには血を流して動かない男がいた。
急いで通報しようとするが、娘から電話がかかってきた上に前からパトカーが来たことでパニックになったゴンスは、男を物陰に隠すと車のトランクに死体を乗せてその場を離れてしまう。

そのまま警察署へ向かおうとするが、運の悪いことに飲酒の検問を行っており検査を受けることに。
葬儀でお酒を飲んでいたゴンスは自分は刑事だと話すが、取り合ってもらえない。飲酒を疑われ身元照会をされる間にトランクを開けるよう言われピンチに陥るが、ゴンスの身元が判明したことでその場を離れることが出来た。
ようやく殺人課に到着するもすでに内部調査は終了しており、賄賂の記録や現金が見つかった後だった。

一旦葬儀場に戻ったゴンスの元に弔問にやってきた仲間達は、全員がクビになるわけにはいかないと責任を被るよう告げ去ってしまう。
その後、車も調査対象になったことを聞き焦ったゴンスは、娘へのプレゼントだと大量の黄色い風船を持ち、すでに釘を打った棺が安置されている部屋へ向かうと、最後の時間を過ごさせてほしいと係員にお金を渡し退出させる。
手にしていた風船で部屋の監視カメラが隠すと、外から通じる通気口から死体を運び入れ、母が眠る棺の中に隠すが男が持っていた携帯が鳴り響いてしまう。
土葬のため山まで運ばれた棺の異常な重さに不信感を募らせるも、男達の手により無事に埋め終えると、後日、マウスピースを咥えて前に停車中のパトカーにわざと追突し、事故で破損したボンネットを堂々と交換することに成功する。

無事に葬儀関連を済ませ出勤したゴンスは、未解決事件の捜査をすることになったと容疑者の手配書を手渡されるが、そこに写っていたのはゴンスが隠蔽した死体の男だった。
イ・グァンミンという元風俗店経営者である指名手配犯の捜査をするため、彼の自宅に行くことになりゴンスも同行。
ひき逃げ事故を起こした付近に自宅があり、近くの通りに事故を起こした形跡があったことから防犯カメラの確認をすることになると、自分がやると声をあげるが他の刑事が担当。
気が気でないゴンスは差入れを持って解析室へ向かうと、一台の車だけが急ブレーキをかけた映像が見つかるが、画像があらくてナンバーの判別は不能だった。

安心したのもつかの間、事故の情報提供の電話が入り焦るゴンスはいたずら電話として相手にしない。
何度かかってきても話を聞かないゴンスを同僚らは不思議そうに見ていたが、その後ゴンスのスマホに事故を隠蔽したことを知っていると電話が入る。
慌てて外に出たゴンスは受話器から聞こえる騒音が近くであることに気付き、公衆電話にいた男のタクシーを必死に追いかけるとが、尾行されていることに気づいた男に挑発された挙句に、姿の確認は出来ないまま逃がしてしまった。

電話が頻繁に入るが、事故は起こしてないしそんな男は知らないとしらを切り、証拠を見せろと言うも無いとわかるとほくそ笑む。
その後も警察署宛の電話に対応しようとしないゴンスの前に、内部捜査課のパク刑事がやってくる。彼が先日の内部調査を助けた刑事だと紹介されるが、その声を聴いたゴンスは電話の主だと直感する。

パクはイを追っており、生きているのであれば連れてこいと要求。ゴンスは仕方なく夜中に母の墓を掘り起こし、イの死体を調べると何やら固い物を見つける。服のボタンを外すと2発の銃創を発見し、自分が轢く前にすでに死んでいたのではと思った時、懐中電灯で照らされ、振り返るとチャン課長が銃を構えて立っていた。
ゴンスの不審な行動と、解析していた防犯カメラに映っていたナンバーがゴンスの車とわかり事情を聞こうと追ってきていた。
ゴンスはこの死体が指名手配犯のイであること、内部監査の日に轢いてしまったこと、彼の体に銃創をあること、そしてパク刑事に脅されていることを正直に話す。
そこにパク刑事から電話が入りチャン課長と一緒にいることを指摘され、慌てて車を降りたゴンスは言われる通りに車から距離を取るが、直後、上から巨大なコンクリートが落下し車はペタンコに潰されてしまった。

いよいよパクが本気であると恐怖心を抱いたゴンスは、イの死体を引き渡す約束をする。
パクは内部調査や事件関連で回収した麻薬を処分する際に細工をして自分の物にした後、風俗店を経営するイに管理をさせており、その鍵を手にいれるために探していたのだった。

自分の身を守るためにも実弾入りの拳銃を装備したゴンスは、死体の中に爆弾を仕掛け弱みを握るパクを殺そうと計画。
指定された場所で死体を引き渡し、車が去ろうとした時に爆発すると、パクは車ごと湖に沈んでいった。
浮いてくる可能性を考え銃を構えるが、急いでその場を後にしたゴンスは、娘と妹夫婦を先に実家へ行かせ、休暇願いを出してから家を出ようとするが、玄関前にパクがやってくる。

部屋で格闘する2人は殴り合い部屋はめちゃくちゃに。隠してある銃を取ろうとするもパクに気づかれ2人で手を伸ばすが、引っかかっていた引き金により発砲され、弾はパクに命中する。

身柄を拘束されたゴンスだったが、内部調査官であるパクが麻薬を着服し、湖から引き揚げた車から遺体が発見されたことで警察上層部は事件を隠蔽しようと考える。
ゴンスは停職になりしばらくして戻ってくるよう言われるも辞表を提出し、娘らと共に母の墓参りへ行きこれからのことを考えていた。
すると、グァンミンの体から見つけた鍵が転がっていることに気づいたゴンスは、変装して貸倉庫を開けに行くと、そこには山積みになった札束が残されているのだった。


<感想>
完全に初動ミス。警察官が人を轢いたのを隠すために母の遺体と一緒に埋めちゃうってどんだけ恐ろしいことを考えるのか。。。
もしも最初にキチンと行動をしていれば、自分が狙われることはなかったし、すでに死んでいたならひき逃げにもならなかったのに。
韓国では火葬が一般的なので一緒に焼いて葬るのかと思ったけど、土葬だったからからこその流れに。リメイクされた日本版も見てみたいな。
最後の最後、身内の恥は隠蔽されることで結局罪にはならなかったみたいだけど、あのお金は全部ゴンスの物になったなら最高に羨ましい終わり方だわ。

今まさにニュースで話題のイ・ソンギュンさんの映画で、日本でも岡田准一さんでリメイクされてるらしい。
コーヒープリンスで初めて見た俳優さんでドラマはもちろんパラサイトにも出演してます。(最後に刺された人)

と、12月中旬にこれを書いたのだけど、同28日に自殺されたことは日本でもニュースになりました。
映画を見たばかりだし、この感想を書いた直後だったのでものすごくショックで、yahooニュースを読む度に涙が出てました。


映画もドラマもいい作品が多いのに、韓国での誹謗中傷には耐えられなかったのかな。。。

ご冥福をお祈りいたします。




<< パイプライン >>



出演:ソ・イングク(ピンドリ) / イ・スヒヨク(ゴヌ) / ウム・ムンソク(チョプセ) / ユ・スンモク(ナ課長) / ペ・ユラム(チョ刑事)

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2022年 韓国>
送油管に穴を開けて石油を盗む「盗油」で国内一の腕を持つピンドリは、1インチのドリルを使い3分以内にパイプに穴を開けることが出来ると業界では有名人。
とある依頼主の元にやってきたピンドリは送油管に穴を開けることに成功するも、蒸気が噴出しそこに静電気が引火したことで大爆発を起こした上に足に火傷を負ってしまった。
過去に唯一ピンドリを逮捕した経験のあるチョ刑事は、ピンドリが犯すミスではないことから偽物が来たとすぐに気づくと、近いうちにピンドリが動くだろうと考える。
かつて所属していた知能犯チームから外されたチョ刑事はチームに戻すよう掛け合うも、却下されたことから相棒と独自に捜査を開始する。

仕事の仲介で来ていた将軍から偽物が失敗した仕事を引き受けたピンドリは、あっと言う間に仕事をこなし2億ウォンを手に入れた。
するとスポンサーに合わないかと提案され、大企業の後継者であるゴヌに会ったピンドリは、廃業しているホテル近くの2本の送油管から石油を盗み、ホテルの横にある大きな給水塔を石油で埋めろというものだった。
厳しい条件の中、1か月という短期間で10億ウォンで引き受けると、ホテルには各分野の専門家が集結していた。

元公務員のナ課長が掘り進めるルートを決めるが、予想外の土壌に迂回するハメになったり、溶接担当のチョプセが足に火傷を負っていることに気づいたピンドリは、自分の偽物だと知り作業の邪魔をするなと警告。
皆は同じ目的を持ちつつも互いを信じることが出来ない状態で作業を進めていく中、チョ刑事は太い送油管が狙われるだろうと予測し、近くにあるキャピタルホテルにやってくる。

フロント係に扮した監視役のカウンターが、刑事が入ってきたことを警報ランプで知らせるが、工具を当てたことで接触不良を起こし警報ランプが光らない。
ホテルの中に入ったチョ刑事は音と振動に気が付き部屋を開けると、下水工事をしているとメンバーがドリルで床に穴を開けていた。
なんとかその場をごまかすことに成功し作業を続行すると、今度は振動で土が崩れて2人が生き埋めに。諦めろというチョセプに対し、ピンドリとナ課長が土を掘ると2人の声が届き救出に成功する。

夜はホテルのそれぞれの部屋があてがわれているが、カウンターによりモニターで監視されている。
皆はお金の使い道や目的を話し絆を深めていくが、突然警報が鳴り、チョプセが仲間のお金を持って脱走しようとしていた。
チョセプは息子が難病でお金がいると訴えるが、ピンドリはチョプセが嘘つきだと知っているため信じないが、ナ課長だけは彼の話を信じていた

翌日、チョセプが脱走しようとしたことを知ったゴヌが様子を見にくると、敷地からは出ていないとピンドリは主張。
今回だけは見逃してやるとゴヌも納得するが、チョプセに中で起きたことをすべて報告しろとお金で買収する。

その頃、皆が掘り進める地下の真上で工事が行われ、ガス管からガスが漏れてしまう。
逃げ遅れたピンドリがガスを吸って倒れてしまうとナ課長が助けてくれるが、ピンドリはあばら骨を骨折してしまった。
その夜ホテルを抜け出そうとしたナ課長。ガンで余命が短く常に鎮痛剤を飲んでおり、妻の手術のため病院に行きたいと言うが、脱出させるわけにはいかない。
そこでピンドリは自分が一緒に病院に行き必ず戻ってくると皆で偽装工作をするが、ナ課長の妻はすでに亡くなっており葬儀が営まれていた。

ホテルに戻るとチョプセから連絡を受けたゴヌが怒り心頭でやってくる。
口論の末に取り出した銃に一瞬ピンドリらは怯むも、前に出たナ課長が撃たれてそのまま死んでしまった。
ピンドリはカウンターにゴヌの正体を聞くと、借金で傾いた会社を立て直すために盗油を計画していると知り、2日間で貯水槽を石油で満たしてやると再交渉すると、ピンドリはナ課長から聞いた米軍が作った送油管と水道管を見つける。

貯水槽の前にいたゴヌは出てきた液体が石油であることを確認するが、ゴヌは盗油をしたヤツらの仕業に見せかけその貯水槽を爆発させることで、自分が所有する灯油の価値が高騰するのを狙っていた。
爆発が起きれば数千人の死者が出ることは免れないが、そんなことはお構いなしのゴヌ。ピンドリはチョ刑事にすべてを話し協力を仰ぐことに。

貯水槽がいっぱいになるとピンドリ達はゴヌの手下に縛られてしまう。爆発で一緒に殺すのが目的だった。
ガスバーナーでロープを焼き切ると皆は逃げ出すが、ゴヌが爆破スイッチを押してしまう。
しかし、爆発した貯水槽からは水が溢れだすのみ。ゴヌに石油の確認をさせた後、石油管に繋いだホースを水道管に変え、お金と石油を横取りするのがピンドリらの計画だった。

怒り狂ったゴヌは手下と共にピンドリらを殺しに来るが、重機を使い反撃するピンドリら。
そこにやってきたチョ刑事らにより皆は逮捕される。

3年後、出所したピンドリらは地下で何やら掘っていた。そこにパトロールでやってきたチョ刑事にまた盗油か・・・と呆れられるが、彼らは下水工事を行っていただけだった。


<感想>
なんとなく話の流れもオチもわかっていたけど、その通りの結末でした。
権力者が利益のためにお金で雇い、最後は口封じをして自分だけが得をしようとする。韓国ドラマアルアルのお話。
実際もこういうことあるのかねぇ~




<< 大統領の理髪師 >>



出演:ソン・ガンホ(ハンモ) / ムン・ソリ(ミンジャ) / イ・ジェウン(ナガン) / ソ・ビョンホ(チャン警備室長) / チョ・ヨンジン(パク大統領)

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2004年 韓国>
理髪店を営むハンモは店で働いていたミンジャに手を出し、妊娠5か月目にしてようやく気が付いたものの、「四捨五入」だと街の住人らに入れ知恵をされたハンモは子供を産むべきだとミンジャを説得し2人は結婚。
その頃、大統領官邸があるこの町では次の大統領選挙に沸いていたが、知識がおぼつかないハンモら住人は口車に乗せられ、敵対する票を隠すなどの不正を働き、イ・スンマンを初代大統領として当選させた。
この不正に怒った学生らがデモを起こした4月17日に生まれた息子は、事前に見てもらった「ナガン」と名付けられる。

ナガンが小学生になった頃、デモで失脚したイ大統領の後、パク・チョンヒ大統領が政権を握っていたが、理髪店にその関係者がやってくる。
怪しいヤツを見たらすぐに通報するようにと言ったその人物は大統領警備室長のチャンだった。
その夜、屋根を覗くと見張りをするスーツの男を発見したハンモはスパイがいると通報。男は逮捕されるが、北朝鮮のスパイではなく中央情報院の職員で日本の留学生を監視していているだけだった。

大統領官邸に招かれたハンモは大統領から感謝状を受け取ると、この一件以降チェ警備室長が度々店に来るようになる。
やがて大統領の髭剃りを依頼され、断ることが出来ず官邸で散髪と髭剃りをすることに。
官邸の話はもちろん、大統領を閣下と呼び厳しいルールを守るよう言われたハンモは疲れ切ってしまったが、ハンモを気に入った閣下は定期的に散髪を依頼するようになる。

ある日、髭剃り中に雑談をしてしまったハンモは、余計な話をして殺されるのではないかと悪夢にうなされるが、同じくらいの子供がいるということで家族での食事会に招待される。
緊張しながら3人で参加するも、ハンモのことをからかわれたナガンが閣下の息子を突き飛ばして泣かせたことから警備室長から厳しくしかられるハンモ。
それを見ていたナガンは父に謝るが、これをきっかけに大統領との縁も切れたと思ったハンモだったが、官邸に専用の理髪室が出来たことで専属の理髪師として指名されてしまった。

閣下が渡米する際も同行したハンモ。テレビに映ったことで街中で大統領の理髪師だと知られ街は大騒ぎに。
そんな矢先、マルクス病という下痢が流行り始めると、北朝鮮の流行り病のため感染した者はスパイだとみなされるように。
ハンモの店に出入りしていた1人が下痢を発症し連行された後、ナガンも下痢をし始める。
丁度その時チェ警備室長が店に来ていたため隠すことが出来なかったハンモは、一旦警察に預けることにするが、ナガンはスパイ容疑をかけられ他の発症者と共に情報機関に送られてしまった。

姿を消してしまったナガンを想いミンジャは弱っていき、ハンモも後悔から口数が減っていく。
そんなある日、散髪を終えたハンモも酒の席に呼ばれると、閣下はスパイ捜索を担当している中央情報局のキムに進捗を尋ねると対立しているチェ警備室長が足を引っ張ろうと子供も拷問していると言い出した。
ナガンはずっと拷問を受けていたが、この話のせいか突然介抱され家の前に置き去りにされる。
やっと息子が帰ってきたと泣いて喜ぶ夫婦だったが、ナガンは拷問のせいで下半身に麻痺が出て歩けなくなってしまった。

ハンモはナガンの足を治すために、国中の名医の元を訪ね歩くも上手くいかない。
雪が降る中山奥に住む医師を尋ねるも、「龍が死んだらその目を菊のお茶に混ぜて飲ませろ」という意味不明な言葉を聞いただけで回復はしなかった。
2人はこれ以上はやめて家に帰ることを決めると、ナガンは松葉づえを使う生活が始まった。

大人になっても足は麻痺したままのナガン。相変わらず大統領の理髪師として官邸に出入りしているハンモだったが、ある夜騒がしさに気づいて外に出ると戦車が並んでいた。
ラジオからは大統領が暗殺されたニュースが流れており、中央情報局のキムが大統領とチェ室長を銃殺した事件が発生していた。

葬儀に参列したハンモは遺影を見ながら、山奥の医師の言葉を思い出した。
龍が大統領だとすればその目を・・・と考えるも帰宅したハンモだったが、大統領の巨大な肖像画の瞳のインクをこっそり削り取るとミンジャは菊の茶を作りインクを入れてナガンに飲ませる。

次の大統領の理髪師も依頼されたハンモだったが、髪が薄い大統領を見たハンモは「髪が伸びたらまた来ます」と口を滑らせると出入り禁止になってしまった。
かつてのような平穏な日が戻ってきたある日、ナガンが捕まりながらも歩けるようになり皆が泣きながら喜んだ。
リハビリを続けると自転車にも乗れるようになったナガンに笑顔を向けながら並走して針り続けるのだった。

<感想>
実際に起こった事件の話と書いてあり、てっきり光州の世界的に有名な暴動の話だと思ってました。
「タクシードライバー」でも主役だたソンガンホさんだから、同じ事件の話をやるのか?と思っていたら何だか違う。
途中で調べたら、その暴動の一年前に起こった大統領暗殺事件の話でしたが、ソンガンホさんいい映画たくさん出演されてます。

かつての日本もそうだったように軍事政権下だと今では考えられないようなことが起こるから恐ろしかったです。
事件そのものがメインではないためクスっと笑えるシーンも多いのだけど、歩けるようになる展開がちょっと微妙。目を削ってお茶に入れるってどういうこと?
ストーリー的には面白い!という感じではなかったけど、重たくない分見やすいです。

20年前の映画だからドラマでお馴染みの俳優さん達が若くてビックリです。




<< 正直政治家 チュ・サンスク >>



出演:ラ・ミラン(チュ・サンスク議員) / キム・ムヨル(パク・ヒチョル秘書) / ユン・ギョンホ(夫マンシク) / ナ・ムニ(祖母オッキ) 

自己評価:〇
視聴方法:CS

<2019年 韓国>
四期目の当選を前に選挙活動真っ最中のチェ議員は、国民の支持も厚く人気者。
「政治家人生に曇りはない」と宣言しているものの、息を吐くように嘘をつくサンスクは嘘で固められている。

秘書が送りとどけた自宅は実に庶民的だが、帰宅後には着替えて戸締りを済ませると裏から抜け出し大豪邸に向かうと、贅沢三昧な生活を送っていた。
歩き回って汚れた靴は、秘書に踏ませて汚したのみで、やっていることは他の政治家と同じ。
社長であるはずの夫は無職、アメリカで生活をする息子は兵役を逃れるために二重国籍を持ち、他界した祖母のお金を慈善事業に使っていると公言しているが、祖母は健在で、一目に触れないよう山奥に隠している始末。

そんな嘘つきなサンスクに呆れる祖母オッキは「嘘をつかない政治家になって」と祈り続けており、顔を合わせると口論に。
口論の末に家を出たサンスクは山奥の祠で転んでしまうと、翌朝夫に対して思ってもいないことを口に出してしまう。

これをきっかけに一切の嘘がつけず、講演会では支持者に対しても毒舌が炸裂、夫や息子には普段思っていることをズバズバ口にし、しまいには義母に対してもそこまで言うかというくらいの暴言を発するように。
そんなサンスクをどうにかしようと有能な秘書であるヒチョルは方針を変えることに。
暴言により支持率が落ちたサンスクだったが、この正直さが国民にウケて支持率は急上昇。
嘘がつけないなら正直に話せばいいと、今までにない程国民に寄りそう行動をとり始めるも、祖母が生きていることが明らかになり非難をうける。
遺産で行っている事前事業は実は裏金作りのための事業だということ隠したいサンスクだったが、政治家として初心を取り戻し、正直になろうと改心したサンスクはすべてを公にしようとするが、関わっている他の議員からサンスクは狙われはじめる。


<感想>
見たのが結構前なのですでに結末を覚えていない・・・。なのでサクっとまとめてしまったけど、冬ドラマで放送されていた山Pの正直不動産みたいな感じです。
嘘を並べて当選を繰り返している現職議員が、嘘がつけなくなっていらん失言を繰り返して・・・みたいな話だけど、それが面白い。


主役の女優さんもベテランでコメディが似合うし結構笑えます。
パート2もすでに決まってるとか上映してるようなのでこれも見たいなー。