近しい人が三菱の営業マンです。
何の会社もそうですが上層部(経営・開発)が起こした不祥事で一番苦労するのが、末端で消費者と対面する営業マンです。
自社製品を熟知して優れているところをアピールして、ときには迷っているお客様に頭を下げ〔最後のひと押し〕だってあるかもしれません。
買ってもらってからのアフターケアも怠ることができません。
そうした小さな積み重ねで信用と信頼を得てきているはずなのに、一部の人間によって失われてしまいました。
その一部の人間だけでは、到底償いきれない大きな損失です。
提携する日産自動車(他社)により発覚したというのも、三菱で気が付く人が全くいなかったのか、内部告発する体制がなかったのか、と残念に思います。
また、開発段階で合格ラインに到達しなかった場合に、担当者が責任を取らされるということが過去にあったようで、まさに 〔恐怖経営〕 というのも今回の不正要因の一端かもしれません。
三菱と言えば四駆 四駆と言えば三菱
熱狂的ファンも多いと思います。
仕事にプライドを持って取り組む姿勢をひとりひとりに浸透させる社員教育と、データ改ざんなど不正ができない体制をつくり、しっかり復活してもらいたいものです。