亡き母の実家は秋田県にあります
五月の連休に
葬儀に来ていただいたお礼と
お墓参りに
秋田へ行ってきました
懐かしい秋田
大好きな秋田弁
秋田と言えば民謡どころです
観光地に行けば
必ず民謡を耳にします
母は幼い頃からお師匠さまにつき
民謡の手踊りを習っていました
地元では有名だったそうです
きっと厳しいお稽古も
あったことでしょう
そんな母に
三線を習うことにしたと話したところ、顔つきが変わり
「お前、そんな郷土色豊かな楽器をして。民謡はその土地のもの。お前なんかがどれだけ稽古しても、逆立ちしたってその土地の人に勝てるもんじゃない。これだけは絶対に忘れるな」
と、厳しく言われました。
その時は、そんなに怒らなくったって…と思っただけでした。
でも稽古を進めるうちに、沖縄の難しい方言、意味、全てにおいて高い高い壁にぶつかりました。
その時初めて母から言われた言葉の意味がわかりました。
民謡はその土地のもの
母も民謡を志したからこそ
出た言葉だったのでしょう
民謡を聴きに行っても
匂いがしないと言っていたことを
思い出します
沖縄から遠く遠く離れた
この場所からでは
届かないものがあるのです
でも
だからこそ
大好きな沖縄に
少しでも近づきたい
近くにありたい
そう思って稽古してきました
でもそれももう
ずいぶん前のことに
今は弾いて唄う気力がありません
いつか 心が整うまで
大切なことを教えてくれた母を
誇りに思います
そして
この私の半分が秋田であることを
この上なく嬉しく思います
ありがとう。お母さん。